逆に、日本政府やフランス・エヴィアンでG7サミットを終えたばかりの先進諸国は、今回の首脳会議を「対ロ包囲網の足並みを乱す懸念すべき動き」として、強い警戒感と危機感を持って注視しています。
日本はG7の一員としてロシアへの厳しい経済・エネルギー制裁を主導していますが、東南アジアがロシア産資源を大量買いし、貿易額が侵略前の水準(約181億ドル)に回復している現状に対し、制裁の「抜け穴」になることを懸念。
日本はASEANにとって最大の政府開発援助供与国であり、強固な信頼関係がありますが、ASEAN側には「欧米や日本のルールに巻き込まれたくない」という本音も見え隠れします。
例えば、シンガポールは対ロ制裁を継続しつつ、裏では欧米の制裁を逃れてロシア産原油を運ぶ「影の船団」の中継・給油基地を提供している二枚舌外交を展開。
そんなこんなで、ぶっちゃけ、日本としては、東南アジア諸国にロシア非難を強要しすぎると逆に日本離れを招くため、強く批判しにくいというジレンマに直面しているわけです。
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