束になった「偽造書類」の厚さ70cm。和歌山・海南市が「事務処理上のミス」で片づける“隠ぺい事件”の恐ろしい実態

 

見直しが必要なのは「市行政が機能していない」という根本

本件官製隠ぺい事件の第三者委員会調査報告書が出た2026年3月、海南市教育委員会の教育長は、法的知識の確認やスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの活用などの7つを実施すると報道機関の質問に回答しているが、調査報告書においてはそれだけではダメだと指摘を受けている。

そもそもで、書類を偽造したり、本来対応すべき事案を対応せず解決済みにしていたとんでもない対応を見直す必要があるのだ。

つまり、再発防止策はもはや根本的な部分であり、市行政が機能していないという根本からの見直しが必要なのだ。

重ねれば70センチにもなる偽造書類を事務処理上のミスで片づける感覚から、1万歩譲っても、一般からも相当にズレすぎているといえるだろう。

被害者家族が海南市から受けた理不尽な「公的嫌がらせ」

本件の被害側は、海南市からとんでもない理不尽な処分を複数受けている。

そのうちの1つが、虐待のでっち上げだ。

「いじめの申告をしたら、あの家庭は母親がワンオペで子育てをして、育児ノイローゼになっていて、学校に行かせない方針であり、いじめなんてないのに、母親の妄想でいじめがあることになっていて、学校がいくら説明しても納得しない」

と書面化され、教育委員会から児童相談所に通告されて、家庭は全く問題がないのに、ケースワーカーをつけられ面談をしなければならないことになっていたのだ。

被害保護者によれば、ネグレクトだと教育長が児童相談所に電話を入れて、こうした対応をさせたとのことであった。

つまり、児童子育て行政上は、虐待の恐れが有る家庭と強引にこじつけられたわけだ。

第三者委員会の報告も含め、現在公になっている本件事案は、上の書面化されたという内容、教育長が児童相談所に通告した内容を全否定しており、被害側に対し公的機関が明らかな嫌がらせをしていた事実を浮き彫りしていると同時に、地域教育行政がその権限と機能を私物化していたことを意味するのではなかろうか。

同様の処分をされたケースもあるようだが、現在は本件被害側が刑事告訴告発をしているところだ、他の被害者は警察に名乗り出ないと、無かったことにされる可能性が極めて高いと言える。今こそ勇気をもって名乗り出るべきだ。

被害保護者 「DMで他の被害保護者から、同じようになって、児童相談所にこどもが連れていかれ、返してもらえないと相談が来ました。どうすればよいかわからず、もっと酷い対応をされている人がいると思いました」

こうした一連の非道について、海南市はどんなに開示請求をしても、決裁書類の開示には応じていない。つまり、これは責任の所在を明らかにしていないということだ。

聞けば聞くほど不安になる和歌山県警の腰の引けた対応

刑事告訴は当然だというのは読者の方々にはわかってもらえたと思う。しかし、不安はある。

被害保護者によれば、海南警察署は、和歌山県警ではこのような事件は前例がないとのことで、あまりに偽造の疑いが多いことから一部に絞って欲しいという要望や時効の関係等を被害側の代理人弁護士にリスト化してほしいと言ってきたりしているという。

被害保護者 「警視庁?に相談して進めているそうなんです」

おいおい、和歌山県警大丈夫なのか!と話を聞けば聞くほど不安になる内容であった。

前例が無かろうが、罪は罪でありそれを示す公文書がある以上、しっかりと捜査を進めてもらいたいと思う――(メルマガ『阿部泰尚メルマガ「伝説の探偵」』2026年8月23日号より一部抜粋。続きはご登録の上、お楽しみ下さい。いじめ探偵はみなさまからのご支援を必要としています)

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