トランプついに弾劾か?中間選挙「民主党の上院勝利」と「共和党から相当数の造反」で“裸の王様”に下される審判

 

新人同士の争いは民主党に軍配か。ノースカロライナ州

2.ノースカロライナ州:クーパー(民)対ワトリー(共)、新人同士の対決

予測:クーパーの勝利(確度は高い、民主党が議席を奪う)

共和党のトム・ティリス上院議員が引退したため、新人同士の争いです。民主党は、州知事を2期8年務めたロイ・クーパー氏(68歳)を擁立しました。クーパー氏は州司法長官を4期務めるなど、1980年代に州議会選挙に出て以来、州内の選挙で一度も負けたことがありません。

共和党は、共和党全国委員会の委員長を務めたマイケル・ワトリー氏(57歳)を立てました。トランプ大統領とスーン上院院内総務が自ら出馬を促した人物で、政権に忠実とされます。

3月3日の予備選では両者とも大差で指名を得ました。クーパー氏の出馬表明直後に有力対抗馬のワイリー・ニッケル元下院議員が撤退し、民主党は早々に一本化していました。ワトリー氏もトランプ氏の支持を後ろ盾に対立候補をよせつけませんでした。

ここでの争点の中心はやはりアフォーダビリティ(生活防衛)です。クーパー氏は、共和党主導の州議会と協力して低所得者向け医療保険(メディケイド)を拡大した実績を強調し、「大統領とも必要なら対決する独立した議員」を掲げています。またワトリー氏が公益企業のロビイストだった過去や、ハリケーン「ヘリーン」復興での対応の遅さを攻撃しています。ワトリー氏は、減税と治安を前面に出し、クーパー氏は「急進左派」だとして批判しています。

TV討論については9月の時点でも両陣営が開催に合意しておらず、優勢のクーパー氏には討論に応じる動機が少ないと地元の専門家は指摘しています。話題となっているのはむしろ資金力の差で、クーパー氏は第2四半期に1,480万ドルを集め、ワトリー氏の約3倍でした。

世論調査では一貫してクーパー氏が優勢です。10月のイースト・カロライナ大学の調査は50%対43%、9月のイーロン大学は49%対38%で、集計サイトのリアルクリアポーリングの平均で8.5ポイント差です。イーロン調査ではワトリー氏について「何も知らない」人が15%いて、知名度不足も解消できていません。

クーパー氏は複数の調査で支持率50%前後を確保しており、未決定層がすべてワトリー氏に流れても逆転は難しい水準です。同州の世論調査には共和党を過小評価する傾向がありますが、誤差を3~4ポイント見込んでもクーパー氏が上回ります。民主党にとって2008年以来の同州上院選勝利となる可能性が高いというのが、多くの調査機関の一致した予測となっています。

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