【父vs.娘】銀行借入なしの無借金経営!大塚家具は思った以上にいい会社だった

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大塚家具の有価証券報告書を見てみた

『<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ』 183号店より一部抜粋

「大塚家具」の創業者のお父さんと娘さんが経営方針を巡り対立をしている話が世間を騒がせております。恥ずかしいですが、今では絶対に買いませんが、少し給料が取れるようになった20代の後半に「大塚家具」で家具を揃えたことがありました。ソファーとリビングテーブル、スワロフスキーのシャンデリアとテレビ台とダイニングテーブルで300万円ぐらいだった記憶があります。ダサいですよね。

以降記憶から消え去っていた大塚家具な訳ですが、この度の騒ぎでも無ければどんな会社なのか見に行くことはないので有価証券報告書を見てみると、まぁいい会社でした。原価率が45%程という事実も知りたくなかった事実です(笑)。

2008年、09年、10年と赤字が続きましたが、11年、12年、13年と利益計上しております。直近期も営業利益では赤字ですが、有価証券売却益で最終利益では黒字計上しております。現預金を110億、有価証券を70億保有し、店舗の保証金でしょうか。保証金を60億寝かせておいて、それでいて銀行借入は1円もありません。無借金経営です。どこかの航空会社のように経営陣がご乱心なさって、300億円かけてヨーロッパ中の家具を買い集めるんじゃー!みたいなことをしなければ潰れる心配のない会社です。そんな会社だからこんな騒動が起こるんでしょうね。

どちらも本気で会社のためを想っているんだったら、こんな騒動は早期に解消する方が得策に決まっている訳なのですが、なんか思惑めいたものを感じてしまいます。

 

『<ロードサイドのハイエナ> 井戸実のブラックメルマガ』 183号店より一部抜粋

著者/井戸実
神奈川県川崎市出身。寿司職人の修業を経て数社の会社を渡り歩く。2006年7月にステーキハンバーグ&サラダバーけんを開業。レストラン訪問記やQ&Aが充実のメルマガは毎週水曜配信。
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