クビが伸びてヨレヨレの家着に、ゴワゴワになってしまったタオル…気に入って買ったものなどは「もう少し使えそう」と、つい買い替え時を見失ってしまいがちなもの。衣類や消耗品の寿命を判断するのは意外に難しいものですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、意外と早くダメになる身の周りのモノの「見切り方」をレクチャーしてくださっています。
「ダメ」っていつのこと?
さて、本日は見切りの目安のお話。
そろそろ下着を買い換えないとならない時期です。なぜかこの作業をするのが、秋から年末にかけてなんですよね。
消耗品は、適切な時期にターンオーバーする必要があります。問題は、その適切な時期ってヤツがイマイチ分からないということです。
- ダメになってきたら
です。ところが
- それが分からない!
んですよね。いや、家にたくさんの種類のものがあるので、そのひとつひとつで「ダメになってきたら」を判断するのは、結構難しいんでしょう。
なので、ここでは「ダメ」の基準をもう少し正確(?)にしてみましょう。
そもそもなんですが、買い換えが必要な・・・可能な品物は、多くの場合「機能性」に注目しているはずです。タオルとか靴とかスポンジとかなんでもいいんですが、
- ちゃんと拭ける
- 履いて歩く
- 洗いやすい
とか。こういうのがそのモノのそれぞれの機能ですよね。逆に言えば、この機能が劣っているモノは、タオルとして靴としてスポンジとして、価値が低いわけです。買う時、どんなにオシャレでもサイズが合わなくて歩きにくい靴は、買う気にならないですよね。
こういことは、モノのターンオーバーを考えるときにも基準になるんです。つまり
- そのモノの機能を果たさなくなったとき
です。たとえば
- 変色 黄ばんできた・色が薄くなった
- 変形 襟ぐりや袖口が伸びた・縮んだり伸びたりした
- 汚損 シミが取れない・ひどく汚した・破けた
- サイズ 大きさが合わなくなった
などです。ここに挙げたものを見てもらうと納得できるんじゃないでしょうか。こういう状態になると、もう
- そのモノの機能を果たさなく
なっていますよね。
おそらくここで感じるのは、
- 結構早い段階
だということです。多分一般人の大半は、もっとずっと遅い段階、極端かもしれませんが、「原型を止めない状態になったら」くらいを「ダメ」の基準にしているんじゃないかと思うんです。それこそ、タオルがすり切れて向こう側が見えちゃう状態、みたいな。
ま、極端な例かもしれませんが、これは完全に
- 遅すぎる
んですよね。それは物理的な終わりであって、機能的な終わりはもっと
- ずっと早い段階
なんです。そのカンジを掴んだ方が、もののターンオーバーは適切にできると思います。
機能性に注目したモノは、その機能がキチンと果たせなくなってきたら。それは思っている以上に早いと覚えておきましょう。
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