15年間探偵業界に身を置いている現役探偵の後藤啓佑さん。後藤さんは、自身のメルマガ『探偵の視点』で、昔と今で大きく変わった調査方法について語っています。一番救われたのは「Suica」の登場だとか。いったいどういうことなのでしょうか?
昔と今の調査方法の違い
先日、ポッドキャストで昔と今で、調査方法で変わったことってなにかある?という話題になり、そこでお話した内容がなかなか個人的に懐かしく面白かったので、今回は調査方法の面白話をお届けします。
僕自身は、今探偵業界に15年間身を置いていますが、やはり15年前と今では様々な面で調査方法が変化しています。
その中で1番に頭に浮かんだのは、新幹線!です。
対象者が新幹線に乗る際に、探偵が後をついていく方法がかなり楽になった瞬間があるんです。
そう、Suicaの出現です!
昔は対象者がいきなり新幹線の改札を通過し始めたら、僕たちは、チケットなど購入している暇など無いので、まるで陸上のハードル走のように、改札をジャンプして通過し、対象者を追いかけていたんです。
それも技術の1つで、上手くなると駅員さんにバレずにハードルを跳べるようになっていました笑(もちろん、調査後にお金は払いますし、今はやりません)
そして、対象者と同じ新幹線に乗り、対象者が後ろから確認できる席を確保する。
すると、車掌さんが席を回って、空いているはずの席に僕が座っているので、話しかけてきます。
「どこまで行きますか?」
対象者の行き先などわからないので、名古屋から東京方面であれば「東京まで」と言ってお支払いします。
しかし、名古屋から西、大阪方面はどこまで買えばいいかわかりません。
近ければ京都、遠ければ福岡?!
とりあえずだいたい大阪を購入しておくことが多かったですが、たまに広島とかに行かれることも。。。
そして、改札を出る時もハードルを跳ばなければいけません。
自分がキセル野郎なのを忘れて、そのまま改札で捕まってしまえば、そこまで追いかけたのに、駅で尾行不能になってしまう。。。
と、新幹線尾行は、こんな感じでかなり大変だったんです。
それが、Suicaの登場で一変。
新幹線への急な入場にも対応できるようになったのです。
昔は新幹線への入場だけでなく、地下鉄での移動も毎回対象者と同じ切符を買わないと追いかけられなかった。
後ろからじっと「どこ行き」かを確認する作業があり、それがかなりストレスでしたね。
それが今や警戒されずにどこへでも行ける!
Suicaの登場は、探偵の徒歩尾行をかなり楽にしてくれたんです。
逆に、尾行が難しくなっているものもあります。
それは、あの憎きLOOPです。
「対象者がマンションの敷地内に入った。このマンションが浮気相手の家か!」
そう思い、対象者と同じエレベーターに乗るべく対象者との距離を詰める。
するとなんと対象者はLOOPでマンションを発進!
こちらは対応できず、見失う。。。
つまり、マンションの中にLOOPの駐車場があり、なんの前触れも無しに借りることができるので、探偵側の対応が遅れてしまうんです。
もちろん、常にそれ用の自転車などを用意できればいいのですが、尾行の末に急に乗られると、対応はかなり難しい。
こんな感じで、新幹線や地下鉄は追いかけやすくなったのですが、LOOPは天敵!
しかも目立つし…
探偵対策をするなら、現代ではLOOP1択かもしれません!
この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ
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