「未成年のSNS利用への制限は効果的なのでしょうか?」という質問が人気コンサルの永江一石さんのもとに届きました。永江さんはその質問に対し、自身のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の中で、未成年のSNS規制の効果と課題について、多角的に検討しています。
未成年のSNS利用制限はどのくらい効果的か
Question

永江さん、こんにちは。昨今の諸国では一定年齢以下の人たち(主に未成年の子ども)のSNS利用を制限または禁止するアイデアが、日々議論・実施されています。
永江さんは率直に、この動きや効果についてどう思われますか?また日本でも、それは取り入れられるべきでしょうか?
主な目的は未成年の子どもを、オンラインでのいじめ・SNS依存症・有害なコンテンツから守ることや、メンタルヘルスケアのようですが、正直SNSの利用規制がどれくらい効果的なのか、その意味があるのか、あまりよく分かりません。
ご意見をお伺いしたいです。宜しくお願い致します。
永江さんの回答
ただ単に「危ないから子どもからSNSを取り上げよう」と言って18歳未満を一律禁止にするのは非現実ですし、根本的な解決にはなりません。やるなら「子どもへの事前教育(ライセンス化)」と「AIを使った大人の悪質ユーザーの徹底排除」を並行して行うべきだと思います。
そもそも未成年と一言で言っても18歳と10歳ではリテラシーも社会性も全く違いますよね。ぶっちゃけ今の規約でも小学生(12歳以下)はFacebookもInstagramも使えないルールになっています。
それに今やLINEのようなツールはSNSであると同時にインフラです。中高生になればクラスの連絡網だってLINEグループで作られることもありますし、「SNSは禁止!」と親が取り上げた結果、その子だけがグループに入れず、仲間外れやいじめの標的になってしまうリスクだってあるわけです。
子どものSNSを規制する議論になった時、わたしたちは「子ども自身を守るためなのか、それともSNSの場を荒らさないためなのか」を明確に区別する必要があります。というのも、子どもはまだ社会的常識を持っていないので、言ってはいけないことを平気で言ってしまうことがあるから。
ただ最近は大人も言ってはいけないことを言うようになっています。少し前なら「これは言っちゃダメだよね」という常識のブレーキが働いていたのに、今は実名制のFacebookでさえヘイトや罵詈雑言をぶつけてくる大人がいます。実はSNSの場を荒らしているのは常識のない大人だったりするわけです。
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