法人口座で審査ゆるい銀行は?再申し込みはネットバンク?メガバンク?審査落ち理由・作れないとどうなるのかを解説

2024.10.16
by MAG2NEWS編集部I
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会社を立ち上げたばかりで、「審査が厳しすぎる」「どの銀行を選べばいいのか?」と法人口座の開設に苦戦していませんか?

じっくり時間をかけて準備しても、銀行の審査で思わぬ壁にぶつかることも。ビジネスに集中したいのに、銀行口座の開設でストップがかかるのは本当にストレスですよね。

そんな方に向けて、法人口座の審査は本当に厳しいのか、ゆるい審査はあるのか、さらには、審査落ちした時の対処法をわかりやすく解説します。

また、審査に通りやすい銀行も合わせて紹介しますので、参考にしてみてください。

 

法人口座の審査は厳しい|審査ゆるい・甘いがない理由

まず、法人口座の開設には必ず審査があります。どの銀行も審査基準がしっかりしており、法人口座で審査がゆるい・甘い銀行は存在しません。

では、なぜ法人口座の開設は審査が厳しいと言われているのか。以下で解説します。

  • 審査が厳しい理由
  • 利用目的で審査の通りやすさは異なる?

審査が厳しい理由

法人の審査は銀行ごとに基準が異なり、特にメガバンクでは高い信頼性や長期の取引が重要視されます。資金力や業績が厳密にチェックされるため、審査が厳しいと言われるのです。

また、ここ数年特に重要視しているのが、法令遵守(コンプライアンス)です。

銀行はいち企業として法律や健全な社会活動を行うことが求められており、不正取引やマネーロンダリングなどの犯罪リスクを回避する必要があるからです。

そのため、厳しい審査基準を設け顧客が信頼できるかどうかを入念に調査しているのです。

内閣府でも法人口座の開設について注意喚起されています。

参考:内閣官房日本経済再生総合事務局法人の銀行口座開設について

利用目的で審査の通りやすさは異なる?

銀行が法人口座の審査を行う際、事業の内容や口座の利用目的は重要な要素となります。

例えば、収入が安定していて定期的な取引が期待できる業種(飲食業、製造業など)は、資金の流れが明確で、継続的な売上が見込まれるため、審査が通りやすい傾向があります。

逆に、FXや投資などの収入の変動が激しい業種や、資金の流れが不透明なビジネスは、マネーロンダリングや不正取引のリスクが高いと判断されることもあるでしょう。

 

また、これらの業種は市場や顧客の状況に大きく左右されるため、資金の変動が大きく、審査が厳しくなる傾向があります。

以下の表に、収入が安定している業種と安定していない業種の例をまとめました。

業種

安定している業種の例

安定していない業種の例

サービス業

飲食業、クリーニング業、理美容業

イベント業、フリーランスのクリエイター

製造業

自動車製造、食品加工、日用品製造

一歩進んだテクノロジー製品、アート作品の製造

小売業

食料品販売、日用品販売、医薬品販売

高級ファッション、季節商品

金融・投資業

銀行、保険、安定した不動産

FX取引、仮想通貨投資

医療・福祉

医療機関、介護施設、薬局

健康・美容コンサルタント

 

このように収入が安定している業種は、日常的・定期的に需要がある業種で、収入が不安定な業種は、収入の変動が大きく、リスクが高いビジネスや季節による影響を受けやすい業種です。

審査がゆるい法人口座をお探しの方はこちら

メガバンクなどの大手銀行では、法人会員を開設する際に、オフィスの賃貸契約や固定電話がないと審査に通りにくい場合があります。

これは、安定性や信頼性を重視する銀行側が、長年使用してきた厳しい基準によるものです。

一方、ネット銀行では設立直後の企業でも歓迎されることが多く、現代の起業環境に適応しています。

審査が不安な方でも申し込みしやすい理由

  1. 起業直後でもOK
  2. 固定電話の番号不要
  3. バーチャルオフィスでも可能
  4. 最短即日で法人口座の開設ができる
  5. 来店不要なネット完結の申し込みができる

以下の2社は、法人口座が比較的作りやすいとされている大手ネット銀行です。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行

 

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行

出典:GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」は、設立1年未満の創業期の法人が申し込みしやすいネット銀行です。資本金や年商の条件がなく、バーチャルオフィスにも対応しています。

法人口座が開設しづらいといった悩みが多いなか、GMOあおぞらネット銀行は独自の審査方法を採用。最初の一歩を後押ししてくれる心強い味方になるでしょう。

以下は、GMOあおぞらネット銀行の特徴です。

  1. スピーディな口座開設:最短3日で開設可能、24時間365日申し込み可能
  2. 柔軟な対応:スタートアップ企業やバーチャルオフィスでも可能、資本金や年商の条件なし
  3. 充実した機能:24時間リアルタイム取引、会計ソフト連携、AI自動仕訳対応
  4. コスト削減:インターネットバンキング利用料無料、月5回まで振込手数料無料

 

口座開設

最短即日

振込手数料

同行宛て:無料

他行宛て:145円

ネットバンキング利用料

無料/24時間365日

Pay-easy(ペイジー)

対応可能

オンライン完結

可能

セキュリティ

ワンタイムパスワード認証・ID認証・生体認証・認証アプリ・電子証明書

GMOあおぞらネット銀行の詳細はこちら

住信SBIネット銀行

住信SBI

出典:住信SBIネット銀行

「住信SBIネット銀行」は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資する最大手のネット銀行です。

オンラインでの申し込みは、運転免許証のみで可能。スマホのカメラでの本人確認ができるので簡単に法人口座が開設できます。

また、大事な資金を強固なセキュリティで守る「スマート認証NEO」を導入し、ネット銀行特有の不正送金を防ぐセキュリティに力を入れています。

以下は、住信SBIネット銀行の特徴です。

  1. 振込手数料が安い:同じ口座間の振込手数料無料、振込金額に関わらず手数料145円
  2. オンライン完結:来店不要で24時間365日法人口座が開設可能
  3. 安心・便利:アプリで取引確認や承認も可能。生体認証機能「スマート認証NEO」を登録することで安全に利用できます。

口座開設

最短即日

振込手数料

同行宛て:無料

他行宛て:145円

ネットバンキング利用料

無料/24時間365日

Pay-easy(ペイジー)

対応可能

オンライン完結

可能

セキュリティ

スマート認証NEO

住信SBIネット銀行の詳細はこちら

 

審査がゆるい法人口座はない|銀行開設できない・作れないとどうなる?再申し込みは可能か 

法人審査は厳しく、特にメガバンクや信用金庫は高い基準を持つため、審査が「ゆるい」銀行は存在しません。

こちらでは、法人口座が開設できない場合と再申し込みのタイミングを解説します。

  • 開設できない場合どうなる?
  • 再申し込みのタイミング

開設できない場合どうなる?

法人口座の開設は任意とされていますが、開設できない場合は会社同士での取引に個人名の口座を使用し、やり取りすることになります。

そういったことが長引くと、取引先からの信用問題にも発展する可能性もあり、事業活動に支障をきたすでしょう。

不安な方は基本、ネット銀行に申し込むことをおすすめします。法人口座開設をクリアして事業活動に集中できるよう最善を尽くしましょう。

 

再申し込みのタイミング

審査落ち直後の再申請は避けましょう。落ちた原因を改善しないまま、再申請を行うと再度審査に落ちる可能性が高くなります。

適切な改善が行われた後、通常3〜6か月の期間をあけてから申し込むのがベストです。

 

法人口座の審査に落ちた!よくある原因と通過ポイント

最後に法人口座審査に落ちたよくある原因と審査に通過するためのポイントを紹介します。

  • 審査に落ちた理由を確認する
  • 具体的な事業計画を立てる
  • 審査に通るためのポイント

審査に落ちた理由を確認する

法人口座の審査に落ちた際、多くの銀行は具体的な理由を公表しないことがほとんどです。

ですが、再申し込みをする前に、審査に落ちた原因を知り、改善することが1番の近道でしょう。確認すべき点は、以下の2点です。

  • 信用情報に問題がある
  • 資本金が極端に不足している

まず、過去の取引履歴や融資の延滞や未払いなどがあると銀行はリスクを感じ、審査に通りにくいでしょう。

また、資本金は1円でも会社設立は可能です。しかし、少なすぎる資本金では法人口座を開設する際に通らない可能性があります。

というのも、審査する銀行側からすると法人を設立して事業を始めようとする会社の資本金額があまりにも少ないと、犯罪目的と勘違いされてしまうので注意が必要です。

 

具体的な事業計画を立てる

法人口座の審査に通るためには透明性のある事業計画を作成する必要があります。

なぜなら、事業計画が不十分な場合、銀行は将来性や安全性に疑問を持ちリスクが大きいと判断するからです。

銀行の信頼を得るには、まず「具体的な目標とビジョン」を明確に示し、事業がどのように成長するのか、売上予測や利益の計算が現実的である「収益計画」を立て、持続可能な収入源を示します。

さらに、「市場調査と競合分析」を基に、どのような戦略でターゲット市場にアプローチするのか説明できるとよいでしょう。

 

審査に通るためのポイント

審査を通過するためには、銀行に信頼される必要があります。しっかりとした事業計画はもちろんのこと、銀行の基準をクリアしているのかが重要です。

以下は、審査に通りやすくするための準備と対策です。

  1. 提出書類の不備を確認する:事業内容、資金の流れ、代表者の信用情報などの書類に不備がないか再確認します。不備や矛盾があると、再申請でも同じ理由で落ちる可能性があります。
  2. 会社のホームページを作成する:ホームページを持つことは法人口座開設において重要です。事業内容や取引先、会社の成長過程を示すことができます。

 

まとめ

法人口座開設は、新規事業を始める上で重要なステップですが、審査の厳しさに悩む方が多いのも現状です。特に、審査ゆるいと言われる銀行を探すのは難しく感じるかもしれません。

しかし、法人口座の審査に落ちた場合も、諦めずに原因を分析し3〜6ヶ月後の再申請を検討しましょう。

メガバンクや地方銀行では審査が厳しい傾向にありますが、ネット銀行では比較的「審査ゆるい」と評価されることもあり、起業直後やバーチャルオフィスでも口座開設が可能です。

本記事で紹介した「GMOあおぞらネット銀行」「住信SBIネット銀行」でスムーズな法人口座開設を目指してみてください。

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  • 法人口座で審査ゆるい銀行は?再申し込みはネットバンク?メガバンク?審査落ち理由・作れないとどうなるのかを解説
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