日本の官僚は世界と戦えるのか? アジアの制度と比較してわかった衝撃事実

tamura20150609
 

シンガポールの官僚と話す機会を得て、日本のヤバさを痛切に感じたという前参議院議員・田村耕太郎さん。メルマガ『田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」』の中で、このまま霞ヶ関官僚の劣化が止まらなければ日本人全員が損をすると警鐘を鳴らしています。

霞ヶ関の人材が劣化するだけのワケ

申し訳ないが、シンガポール政府の官僚と話していると霞ヶ関の官僚がいかに劣化しているだけかがわかってしまう。その背景には制度がある。

シンガポールの官僚制度

  • 民間の最高給与にリンクした高給
  • 年次に関係ない能力による昇級
  • 出戻り自由
  • 年間120時間の外部トレーニング

霞ヶ関官僚の給料はシニアになればまあまあ恵まれてくるが、大卒時点でオプションである投資銀行や渉外弁護士と比して非常に劣る。シンガポールでは最初から最後までそれらの給与に劣らない待遇にしてある。

今日私をインタビューした人間は課長クラスだが、ボスは同期入省でそのまたボスも同期という。おいおい同期で一番できない奴が私のインタビューに来たのかと思ったが、同期で自分以下の職階のものが半数以上だという。

民間にも他省庁にも出入り自由。民間で思い残すことなく成功して国のために戻ってくる同期とか財務省や首相府に出向してそこが気に入ってそこに居座ることにした同期とか多才

年間120時間つまり15日間ほど外部トレーニングを受ける義務をすべての年次の官僚に課している点も素晴らしい。これをほめると「当たり前でしょ。それが何か?」という反応。しかも多くのプログラムから選べる。うちの学校に来るもよし、他のアジア諸国やアメリカに研修もいける。プレゼンテーションスキルからビジネスマネジメントまで幅広いプログラムが用意されている。全て予算が用意されていて、旅費から研修費から滞在費まで全部国が出してくれもちろん有給扱い。「最新の理論や情報がアップデートされ、自信になるし、他国の官僚とのネットワーキングになる」とも。

>>次ページ では日本の制度はどうなっているのか?

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