日本の官僚は世界と戦えるのか? アジアの制度と比較してわかった衝撃事実

 

日本の官僚制度について

  • 給与
  • 1年の年次も抜けない人事
  • 出戻り不可
  • ジュニアの課長補佐での留学以降基本的にトレーニングなし

という制度を説明したら、沈黙。「この制度だったら、シンガポールの有能な人材は間違いなく1人も政府に入らないだろう」と。

自信にあふれ、本当に豊富な知識や思考フレームワークを持つ官僚たちとの「シンガポールの未来」についての議論は面白かった。後ろ向きの仕事に疲れ果てトレーニングも受けてない霞が関官僚とは差が開くばかり。そういう意味でも日本のヤバさが際立ったミーティングであった。これじゃあTPPとかの交渉でも勝負にならないよ。英語も下手だし。政府の無駄の撲滅もいいが、無駄のない政府から「有能な政府」に変えていかないと皆が損するよ!

image by: wikipedia

『田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」』 Vol.161より一部抜粋

著者/田村耕太郎(前参議院議員)
早稲田大学、慶応大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。シンガポールを拠点に、歯に衣着せぬ鋭い論調で「日本の良い箇所・悪い箇所」を指摘するメルマガは、世界で勝負したいという人必読。
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