中国が尖閣に上陸した場合、安倍政権が最もやってはいけないこと

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尖閣諸島周辺で挑発行為を繰り返す中国。このまま挑発がエスカレートし、人民解放軍が尖閣に上陸する可能性もゼロとは言い切れない状況です。万が一そのような状況となった際、日本はどう動くべきなのでしょうか。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが、戦略家・エドワード・ルトワック氏の著書を引用しながらシミュレーションを試みています。

人民解放軍が尖閣に上陸したらどうする?

メルマガ前号で、中国が挑発をどんどん強めている現実を書きました。

中国よ、本気で上陸する気か? 武装漁船の大群が「尖閣周辺」に出現

(証拠記事抜きで)おさらいすると、

  • 6月9日、中国とロシアの軍艦が尖閣周辺の接続水域に入った。
  • 6月15日、鹿児島県付近の領海に中国軍艦が侵入。
  • 6月17日、航空自衛隊機と中国軍機が、「ドッグファイト」状態に。
  • 6月30日、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は、今年4~6月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)回数が、約200回だったことを明らかにした。
  • 8月6日、尖閣諸島周辺の接続水域に、中国海警局の公船7隻と漁船230隻が進入。

このように、中国は、挑発のレベルを着実に上げてきているので、「このままでは確実に日中戦争になる」という話をしました。

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海上保安庁HP「尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況」より(※編集部注:PDFが開きます)

そこで、今回は、「人民解放軍が尖閣に上陸したらどうするの?」という話をしたいと思います。テキストは、全国民必読の書『中国4.0 暴発する中華帝国(エドワード・ルトワック:著)』です。こんなお得な本は、メッタにありません。たったの780円で、「世界最高の戦略家」と呼ばれるルトワックさんの考えを知ることができる

しかもこれは、「日本人のためだけに」書かれた本。巻末には、再臨の諸葛孔明・奥山真司先生の詳細な解説もある。迷わずご一読ください。

中国の今の戦略と、対処法

ルトワックさんは、「中国の戦略は15年間で3回も変わった」と言います。

●中国1.0(2000~09年)=「平和的台頭」

これは、ルトワックさんも大絶賛のすばらしい戦略。中国は、誰にも警戒されることなく、世界第2の大国になることができた。

●中国2.0(09~14年)= 「対外強硬路線」

08年から始まった「100年に一度の大不況」で、中国はアメリカの没落を確信。「もう邪魔するものはない!」とばかりに、「平和的台頭」戦略を捨て去り、「強硬路線に転じます。日本、ベトナム、フィリピン、その他東南アジア諸国、インドなどなど、あちこちで問題を起こすようになりました。

●中国3.0(14年~)=「選択的攻撃」

ところが「強硬路線」による反発が強まった。結果として、中国は孤立して追い詰められていった。そこで14年、「選択的攻撃戦略に転じたのです。その本質は、

彼らは抵抗の無いところには攻撃的に出て、抵抗があれば止めるという行動に出た。
(p58)

この「抵抗があれば止める」というのが大事です。いつも書いているように、「アメリカ以上に中国を挑発してはいけません。しかし、中国が日本の主権を侵害するような行為をしたら、「抵抗」しなければならない。抵抗しなければ、彼らは「どこまでいいのかな?」と、どんどん浸食してきます。しかし、ベトナムのように抵抗すれば、「ああ、これはダメなんだ」と引っ込む。ベトナムにできて日本にできないはずがありません。

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