中国が尖閣に上陸した場合、安倍政権が最もやってはいけないこと

※写真はイメージです
 

「尖閣有事」でアメリカは日本を守るか?

「尖閣有事の際、アメリカは日本を守ってくれるのか?

これは、日本国内で大きな論争になっていました。ルトワックさんの見解はどうなのでしょうか?

率直に言って、アメリカは、現状では日本の島の防衛までは面倒を見切れないのである。
(p148)

端的に言って、これらを守るのは、完全に日本側の責任だ。
(同上)

日本が自ら対処すべき問題なのである。
(同上)

誤解のないように書いておきますが、ルトワックさんは、「日米安保は機能していない」とか、「アメリカには日本を守る気がない」とか言っているのではありません。

たしかにアメリカという同盟国は、日本を「守る」能力と意志を持っている。しかし、この「守る」とは、「日本の根幹としての統治機構システムを守る」という意味である。

 

中国軍が日本の本州に上陸しようとしても、アメリカはそれを阻止できる。
(同上)

どうも尖閣に関して言えば、「自分で守る!」という決意を固める必要がありそうです。

尖閣を守るために必要な三つのこと

ルトワックさんは、日本が中国の脅威に対抗するために、「三つのこと」が必要だと言っています。

  1. 物理的手段(船、飛行機など)
  2. 法制上の整備
  3. 政治的コンセンサス

要するに、日本は「中国軍が尖閣に上陸したことを想定しそれに備えよ!」と言っている。

  • 尖閣防衛に必要な武器を確保し
  • 即座に尖閣奪回に動けるような法整備をし
  • 「中国軍が尖閣に上陸したら、即日奪回する!」という政治的コンセンサスを今からつくっておく

もっと具体的に書いています

より具体的に言えば、

 

(A)「領土を守る」という国民的コンセンサスと、
(B)それを実現するためのメカニズム、

 

つまり電話をとって自衛隊に尖閣奪回を指示できる仕組みの両方が必要になる。
(p150)

人民解放軍がある日尖閣に上陸した。それを知った安倍総理は自衛隊トップに電話をし、「尖閣を今すぐ奪回してきてください!」という。自衛隊トップは、「わかりました。行ってきます」といい、尖閣を奪回してきた

こういう迅速さが必要だというのです。なぜ? ぐずぐずしていたら、「手遅れ」になるからです。

ここで肝に銘じておくべきなのは、

 

「ああ、危機が発生してしまった。まずアメリカや国連に相談しよう」

 

などと言っていたら、島はもう戻ってこないということだ。ウクライナがそのようにしてクリミア半島を失ったことは記憶に新しい。
(p152)

安倍総理は、「人民解放軍が尖閣に上陸した」と報告を受けた。「どうしよう…」と悩んだ総理は、いつもの癖で、アメリカに相談することにした。そして、「国連安保理で話し合ってもらおう」と決めた。そうこうしているうちに3日過ぎてしまった。尖閣周辺は中国の軍艦で埋め尽くされ、誰も手出しできないアメリカ軍は、「ソーリー、トゥーレイトゥ」といって、動かない。国連は、常任理事国中国が拒否権を使うので、制裁もできない。かくして日本は尖閣を失いました。習近平の人気は頂点に達し、「次は日本が不法占拠している沖縄を取り戻す!」と宣言した。

こんなことにならないよう、政府はしっかり準備しておいてほしいと思います。

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