「結局」「成金」だから「高飛車」。これ、ぜーんぶ囲碁・将棋が語源

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先日、中学2年生の藤井聡太さんがプロ棋士となる四段に14歳2ヶ月で昇段し、これまでの加藤一二三九段の最年少記録を破ったと各メディアで報じられました。「と言われても、あまり棋界に興味ないな…」とおっしゃる方、ちょっとお待ち下さい。実は日常生活で何気なく使っている言葉の中に、将棋や囲碁由来のものが多く存在するのをご存知でしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で、そんな言葉たちが紹介されています。

下手の考え休むに似たり

みなさんは、将棋や囲碁などにはどのくらい親しみがありますか?

日曜日の昼前後、講座とトーナメント戦の放送が長年にわたってNHKで放映されていますし、大手の新聞にはタイトル戦の観戦記があります。チェス、麻雀やオセロなどなど、他にも「ボードゲーム」は色々ありますが、将棋や囲碁はまた別格の扱いですね。

それぞれ長い間、多くの人に愛されてきたゲームですが、まだまだ「ここが到達点」ということはなく、これからもさらに新たな境地が開かれていくのが深いなと思います。

さて、長い間多くの人に愛されて来ただけに、囲碁や将棋に由来する言葉で、日常生活の中に溶け込んでいるものがたくさんあります。

たとえば、玄人(くろうと)と素人(しろうと)。

現代の囲碁では、上手(強い人、うまい人)が白石を持ちますが、平安時代以前は、上手が黒石弱い方初心者が白石を持つということになっていたそうです。だから、うまい人=黒、初心者=白ということから、玄人・素人が生まれた、と言われています(これには諸説ありますが)。

傍目八目岡目八目(おかめはちもく)」というのは、実際に囲碁を打っている人よりも、その横から見ている人(第三者)の方が形勢を冷静に判断し、八目分は先読みができている、ということから、「当事者より第三者の方がものごとが良く見える」という意味で使われています。

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