【書評】嫁より早死にするつもりの男性が陥る老後の孤独地獄と罠

shibata20170216
 

深刻な高齢化社会の解決策が見出だせない中、年を追うごとに増加し続けているのが「独居老人」ですが、今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、そんな「ひとりぼっちで老後を過ごすお年寄り」を描いた1冊。「保証人問題」「取り残され症候群」など、解決すべき問題は山積のようです。

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老後ひとりぼっち
松原惇子・著 SBクリエイティブ

松原惇子『老後ひとりぼっち』を読んだ。白い表紙に墨文字だけというシンプルで寒々しいデザイン。老後の一人暮らしもいいもんだと語る本かと思っていたが、まさかの真逆であった。筆者はシングルライフを謳歌してきた。家族という煩わしさと喜びがない代わり、自由があった。しかし、その「ひとりの自由」は、突然「ひとりの不自由さ」となって襲いかかってきた。老後の「おひとりさま」を深刻な困難に陥らせる、大きな社会問題にぶち当たったのだ。老人の貧困化はよく知られている。見落とされていたのが、「保証人問題である。老後で初めて気がついた、とんでもない事態であった。

住宅を借りるとき、不動産屋は身元保証人を要求する。高齢者に貸すと、死んだら困る火事を出されたら困るなど、不都合なことが起こりそうなので貸したがらない。病院、有料老人ホーム・介護施設などでも、身元保証人を要求する。「成年後見センター・リーガルサポート」が2014年に全国603か所の施設(病院、介護施設)を対象に実施した「身元保証」に関するアンケートによると、「身元保証を求めますか」の質問に対して「求める」と答えたところは、病院では95.9%介護施設では91.3%、「身元保証人が立てられない時は、利用を認めない」と答えたところが病院22.6%、介護施設30.7%であった。

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