また軍事偵察衛星の分野でも日本は世界最高水準にあります。
軍事偵察衛星は、世界中で10数か国しか打ち上げていませんが、日本はその中に入っているのです。日本の軍事偵察衛星は、表向きは「情報収集衛星」とされていますが、事実上、軍事衛星の機能を果たしているとされています。
そして、日本の「情報収集衛星」アメリカに次ぐ情報収集能力を持っているとされているのです。
このような日本の軍事力が、世界の国々(特に中国や韓国、北朝鮮)にとって脅威でないはずはありません。
第二次世界大戦前までの日本は、強力な軍事国家だったのです。
一時は、たった一国で東南アジアから欧米の軍を駆逐するほどの戦争強国でもあったのです。
「日本が、また軍事国家となったなら、恐るべき核兵器大国になる」
世界中はそう見ています。日本人の多くは日本が軍事国家になるはずなどないと信じていますが、世界の人々の見方はそれとはまったく違うのです。
筆者はこれがいいことか悪いことかを論じているわけではありません。「世界は日本をこういうふうに見ている、それを知らなければ、日本は世界情勢を見誤る」ということを述べたいだけです。
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