【リスク回避】セキュリティの専門家がネットでクレジットを使わない3つの理由

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プリペイドカードが主流なわけ

『谷本真由美(@May_Roma)の「週刊めいろま」』 032号(2015年1月16日)

ワタクシの知人や友人のセキュリティ専門家のほとんどは、ネットショッピングでクレジットカードやデビットカードは使っておらず、プリペイドカードを使用しています。システムの裏側やネットの仕組みを知っていると、デビットカードやクレジットカードの番号をウェブサイトに入力する勇気がありません(笑)

セキュリティの専門家の友人達がプリペイドカードを使用する理由は以下です。

─ プライバシー保護

事業者がハッキングされた場合などにクレジットカード番号や銀行口座(デビットカードの場合)、個人情報漏洩のリスクを回避し、成り済ましを防ぐ。またオンライン商店内部の従業員などによる情報の抜き取りリスクも防ぐ。

─ 与信リスク回避

漏洩した情報を使用して犯罪者に買い物されたり現金を引き出された場合に与信スコアの悪化を防ぐ。

─ 使い過ぎの防止

あらかじめ使用するお金を決めておけるので使い防ぎを防ぐことが可能。

イギリスおよび大陸欧州の友人や知人は、郵便局が発行しているプリペイドカードを活用しています。手数料が安い上、窓口で即日発行だったりするので使い勝手がいいです。イギリスの郵便局の場合はドル、ユーロなど複数通貨に対応したカードがあるので、海外旅行する場合や海外のサイトから買い物をするのにかなり便利です。為替レートや手数料も得なので、最近人気が出ています。欧州の場合、個人商店やタバコ屋、屋台などでもクレジットカードやデビットカードの使用が当たり前なので、プリペイドカードがあればキャッシュレスでの旅行が可能です。

 

『谷本真由美(@May_Roma)の「週刊めいろま」』 032号(2015年1月16日)

著者/谷本真由美(@May_Roma)
神奈川県生まれ。米国シラキュース大学で情報管理学修士、国際関係論修士を取得。その後、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関情報通信官、外資系金融会社などを経てロンドン在住。趣味はハードロック/ヘビメタ鑑賞。『ノマドと社畜』(朝日出版社)、『世界のどこでも生きられる! 外籠もりの進め』(ディスカバー・トゥエンティワン )など、著書多数。
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