火がつけばいきなり需要は伸びる
★ベトナムの消費者リサーチサービス「Q&Me」が、20～39歳のベトナム人女性500人を対象に2015年1月に行なった、化粧に関する調査結果。
▼化粧品に関する情報をどこから仕入れるか？
1位：友達 70%
2位：ウェブサイト 58%
3位：新聞 53％
4位：店員 52％
5位：雑誌 52％
6位：TVCF 50％
7位：ウェブコミュニティ 49%
8位：両親 48％
現在「歴史発想源」で「大越陳朝篇」を連載中ですが、舞台となっているベトナムは現在、経済成長が著しく、若者の文化も花開いています。美人が多いイメージのあるベトナムでの、ファッションや化粧品に対する若い女性の動向、すごく気になりますよね。
同調査によると、化粧の頻度を「毎日」と答えた人は24％、少なくとも週に一度以上化粧をするという人は全体の44％となりました。意外に少ないですよね。
ちなみに、化粧にかける費用は平均140,000VND、日本円で約780円。化粧についてはお金も控えめのため、高品質で高いという日本製に比べると、若者向けのブランドは韓国製だとイメージする女性が圧倒的に多いという調査結果が出ています。
そして、化粧品に関する情報をどこで知るか、というのが上のデータですが、ぶっちぎりで友達からの情報が多く、その後にウェブやマスメディアが続いています。
ただし、その情報源の中でも「すごく重要な情報源」と思っているものを聞くと、新聞や雑誌やCMといったマスメディアよりも、それより下位のウェブコミュニティ、両親、Facebookなどが多く、マスコミの情報よりも知り合いの情報を重要視していることが分かります。
ベトナム女性は美しいからか、暖かい気候だからか、それほど化粧品にかける金額が少ないですが、これはマーケットが小さいのではなく、今後ものすごく伸びるケースだと思います。火がつくと、いきなり需要が伸びるようになるでしょう。
著者／弘中勝
読者数10万人のメールマガジン『ビジネス発想源』（無料版）の著者。全国の企業にマーケティングを指導している。研修・講演等実績多数。こちらの有料版は無料メルマガでは公開されない様々なコンテンツが多数掲載されており、内容・ボリュームともに大満足！
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