カンボジアで日本人向けにサッカー教室。本当のニーズはどこにある?

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カンボジアで、ほぼ日本人相手のサッカー教室がある…。何のために、なんて思ってしまいがちですが、ここに顧客のニーズを探して売っていくという「ビジネスのコツがある」とアジアにめっぽう詳しい海外就職研究家で実業家でもある森山たつをさんは指摘します。さてこのスクール、何を売っているのでしょうか!?

カンボジアのサッカー教室は何を売っている?

今日、プノンペンで日本人が経営しているサッカー教室に行ってきました。カンボジアでプロサッカー選手がやっている会社が運営しているサッカー教室。日本人を中心に子供が30人くらい楽しくサッカーをやっています(有料)。

このサッカー教室は何を売っているんだろうと考えてみたのですが、まあ、プロサッカー選手になるための何かではないことは確かです。カンボジアでプロサッカー選手を目指す日本人の子供はいませんから。

参加者の親が求めているのはズバリ「子供がいじめられないこと」だと思います。

  • サッカーをはじめとするスポーツが得意な子供はいじめられにくい
  • サッカーを通じてコミュニケーション力を付けた子供はいじめられにくい
  • 自分の学校でいじめられても、サッカー教室の友達という居場所がある

この3つだけでも、親御さんの安心感は全く違います。

こうやって、本当のニーズを探り出し、それとなくアピールしながら売っていく。できたら、それを月額課金モデルに落としていく。これが手堅いビジネスのコツではないかとおもっています(残念ながらこのサッカー教室は、月額課金しようとしたら全然生徒が集まらなく、毎回課金でやってるみたいです。しかし、練習に参加しないと試合に出さない!という監督の意向により、結構毎回来るみたいです)。

『もりぞお海外研究所 メルマガ版』より一部抜粋

著者/森山たつを(海外就職研究家)
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