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天才投資家ジム・ロジャーズの大予言「銀価格は50ドルを突破する」=花輪陽子

銀価格が上昇しており、一時は1オンス=30ドルに到達しました。これはバブルなのでしょうか?ジム・ロジャーズ氏はいち早く銀投資に目を向けていましたが、さらに銀の先物価格は50ドルを突破すると強気な発言をしています。(『花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編』花輪陽子)

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プロフィール:花輪陽子(はなわ ようこ)
外資系投資銀行を経てFPに。2015年からシンガポールに移住。ジム・ロジャーズ著『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』(講談社+α新書)をインタビュー監修。『シンガポールで見た日本の未来理想図』(講談社+α新書)『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)など著書多数。「ホンマでっか!?TV」「有吉ゼミ」などテレビ出演や講演経験も多数。

金・銀はバブルか?ジム・ロジャーズは超強気

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。今回は、私が監修を手掛けたジム・ロジャーズ著『大転換の時代 世界的投資家が予言』(プレジデント社)の内容から、金・銀投資についての内容を抜粋してお届けします。

ジム・ロジャーズ氏は、以下のように発言しています。

「金銀が今後どこまで上昇するかわからないが、しかし、銀の過去最高値は1トロイオンス50ドルであり、確実にその水準まで戻るだろう。私はそれを疑わない」。

ロジャーズ氏は続けます。

「金と銀であれば、今は銀を選んでいる。両方とも保有しているが、金に比べ、銀は相対的に割安だからだ。しかし、コロナショックで上昇した金は向こう数年でさらに大きく上昇すると見ている。人々が政府の信頼を失うときは、いつも金、銀を買っていた。」

金や銀に関しては、急騰した後は小康状態が続いていました。

8月初旬に1トロイオンス(約31.1グラム)=2,100ドルをうかがう勢いだった金の先物価格は、その後に急落。一時は1,900ドルを割り込みました。現在は1,900ドル前後で推移しています。

Gold先物<COMEX> 週足(SBI証券提供)

銀の先物価格もやはり1トロイオンス=30ドルを突破する勢いでしたが、一時は22ドルを割り込みました。しかし、現在また30ドル前後になっています。

Silver先物<COMEX> 週足(SBI証券提供)

貴金属暴落の際にロジャーズ氏は海外メディアに出演をし、「私は金・銀を保有しており、さらに下がれば買い増すつもりだ。10~15%の調整はどんな強気相場でも当たり前にあることだ。人々は下落を恐れるが、同時にそれは買いのチャンスも与えてくれる」と発言しています。

Next: 2021年は株よりコモディティ?バフェットも金に注目



金よりも「銀」に目を付ける天才投資家

ご存じのように、ウォーレン・バフェット氏がカナダの鉱山会社であるバリック・ゴールドの株を取得したというニュースが流れてきたのは金銀の先物価格が大幅に下落した後でした。金よりも株式投資の有効性を強調していたバフェット氏が金関係の会社の株を購入したのはサプライズでした。

銀の先物価格は2020年3月中旬には1トロイオンス=11ドル台にすぎませんでした。しかし、その後は噴水のように上がり、3倍近くにまで急騰したのです。これには本当に驚きました。金も同じく3月中旬には1,500ドルを割っていたのですから、その後の急騰ぶりには驚くばかりです。

ロジャーズ氏の自宅に招かれたとき、銀・金のカップや食器を見せてくれたりしました。またロジャーズ氏は来日した際には、東京・銀座の「ギンザタナカ銀座本店」に行くのが大好きなようです。

多くの人は金にばかり注目をしていたでしょうし、銀相場には無関心だったのではないでしょうか。誰もが無視をしている投資対象にいち早く気づき、底値で取得するのが天才投資家なのです。

2021年は株よりコモディティ?

個人投資家がある程度短い期間でキャピタルゲイン(値上がり益)だけを狙いにいくのであればETF(上場投資信託)を利用する方法があります。噴水相場のようなときは、積み立て投資だと取得までに時間がかかってしまうからです。ETFであれば素早く、上がり始めたら買い、下がり始めたら売ることも可能です。

ドル建てでは、金のETFは「iシェアーズゴールドトラスト」(IAU)、銀なら「iシェアーズシルバートラスト」(SLV)などがあります。いずれも、日本の証券会社などを通して簡単に購入ができます。

ETFは先物価格に連動して動きますが、先物よりも値動きがマイルドになります。ただし、先物で価格がその日に大きく動くと、NY時間の寄り付き価格で前日よりも大きく価格が変わるなどのリスクがあります。慣れないと、短期でトレードをして高値づかみをすることにもなりかねないので、やはり十分注意が必要です。

ロジャーズ氏は金銀以外にも2021年は株よりコモディティに注目をしていると言います。

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新刊情報:ジム・ロジャーズ著『大転換の時代 世界的投資家が予言』

この記事の著者・花輪陽子さんが監修した書籍『大転換の時代 世界的投資家が予言』(著:ジム・ロジャーズ/監修:花輪陽子, アレックス・南レッドヘッド/刊:プレジデント社)が出版されました!ぜひお手にとってご覧ください。

大転換の時代 世界的投資家が予言
著:ジム・ロジャーズ/翻訳:花輪陽子, アレックス・南レッドヘッド/刊:プレジデント社

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image by:花輪陽子

本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2021年2月2日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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