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フィリピン妻は結婚できない中年男を幸せにするか? 奇跡の婚活、夢の果てに=鈴木傾城

結婚できない日本人中年男性が、東南アジア女性を妻にする。資本の論理が働く婚活市場で、これは極めて経済合理的な選択の「はずだった」。どういうことか?(鈴木傾城)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

「一発逆転」は可能なのか? 資本の論理で読み解く婚活の現実

53歳で迎えた人生の春

フィリピン女性と結婚した、ある日本人男性について話したい。この男性は神奈川県の中学校を卒業した後、国内の大手自動車メーカーの工員として働いていた。主に部品を作る機械工だったが、地味で真面目で優しい男だった。

低学歴であったことから収入はそれほど多くなく、真面目すぎる性格で30代を過ぎても結婚できなかった

40代も過ぎたある時、彼は同僚に連れられてフィリピン・パブに足を踏み入れた。異国の若く美しい女性が楽しく盛り上げてくれ、彼はすっかりフィリピン女性に夢中になった。

そしてフィリピン・パブにあしげく通うようになり、仕事を機械工から警備員に変える中で、やがてひとりのフィリピン女性に恋するようになった。

彼は一途に彼女のところに通い、多額のお金を彼女に渡して愛を囁いた。日本女性は彼を見向きもしなかったが彼女は違った。優しくその愛を受け入れた。

2005年のある日、彼はこのフィリピン女性と結婚することになった。彼は53歳、彼女は38歳の時だった。

やがて、ふたりの間に子供ができたが彼女はフィリピンに帰国して彼だけが日本で働き、たまにフィリピンに行けば彼女にせっせと生活費を渡していた。その額は100万円の時もあった。

やがて彼は61歳になった。仕事を辞めて愛する妻子がいるフィリピンに渡った。これから夫婦で一つ屋根で楽しく暮らすはずだった。しかし、彼に待ち受けていたのは何だったのか。

日本人女性には見向きもされない

ところで、この日本人男性は53歳でフィリピン女性と結婚したのだが、それまで一度も結婚したことがなかった。

彼は真面目で優しく一途な性格ではあったが、女性を前にして気の利いたことが言えるわけでもなく、女性をとろけさせるような容姿を持っているわけでもなかった。

学歴もなく、低賃金で、前途洋々なる将来が約束されているわけでもなかった。

彼が結婚できなかったのは、彼自身が奥手だったということもあるが、日本女性は油にまみれて車の部品を作る真面目な機械工など見向きもしなかったからでもある。

かつての日本は、結婚に不利な立場の男性であっても普通に結婚できた。結婚するのは当たり前の社会で、年頃の男女がいたらまわりが世話を焼いて見合いで結婚させたからだ。

たとえば1965年の日本では「50歳になった時点で結婚しておらず、さらにそれまで一度も結婚したことのなかった男性」は、わずか1.5%にすぎなかった。つまり、98.5%は結婚していた。

しかし、この割合は年代が上がるにつれて、どんどん下がっていった。自由恋愛が当たり前になり、女性が仕事を持つのも当たり前になり、価値感も多様化し、結婚するだけの人生がすべてでなくなっていったのだ。

結婚率は下がる一方となり、2015年は50歳時点で一度も結婚したことがない「生涯未婚」と呼ばれる男性の存在は、なんと23.4%に急上昇していた。

真面目な機械工の彼は、ちょうどそんな生涯未婚が増えていく時代にあって、日本女性からは度外視されていたのだった。

彼がフィリピン・パブに足を踏み入れてのめり込んでいくのは1990年代だが、生涯未婚率が急上昇していくのも1990年代からだ。

1990年代には何があったのか……

Next: 1億総ミスマッチ。日本の男女が結婚できない最大の理由



40歳を過ぎると結婚は絶望的

1990年代と言えば、バブルが崩壊して就職氷河期が訪れて貧困と格差が広がっていった日本社会の転換点にある。この時代に、明確に「結婚をしなくなった男たち」が増え始めた

ところで、女性の生涯未婚率も上がっているのが、急角度で増え始めたのは2000年代からである。

結婚適齢期の男たちが就職氷河期で経済的にダメージを受けるのを見届けて、女性も結婚をしなくなっていったと見ることもできる。

結婚はどんどん晩婚化していき、総務省統計局「国勢調査」の2015年版では30歳から34歳の年齢階層でも「男性の47.1%が結婚していない」というデータが出ている。

そして35歳を過ぎると、どうなるのか……。

35歳を過ぎると、結婚は極度に難しいものになる。5年後までに結婚できる確率は急激に減って10%にまで落ちていく。40歳を過ぎればさらに結婚相手が見つからなくなり、5年後までの結婚確率は5%以下になる。

結婚する年齢は年々遅くなっているのだが、何歳になっても結婚できるというわけではない

これは普通に考えても分かることだが、年齢がいけばいくほど結婚は難しくなる。一般的な話をすれば、35歳を過ぎれば結婚したいと思っても相手が断ってくる。

男性は女性の年齢と外観で結婚相手を選んでいるのは、各種の婚活サイトで分かっているのだが、多くは20代の女性をターゲットにしている。

では女性はどうなのか。女性も相手の年齢を見ているのだが、重視しているのは年収であったりする。では、女性が求める年収というのはいくらなのか。

結婚相談所では7割以上の女性は「結婚するなら年収1000万円以上の男がいい」と最初に言う。そして年齢は「どんなに歳を取っていても30代前半の男性」と指定する。

「並以下の男」とは結婚したくない日本人女性

大手結婚仲介サイト「オーネット」のマーケティング部長であった西口敦氏は「30代前半の独身男性で年収1,000万円以上というのは日本にはわずかに0.14%しかいない」と、著書『普通のダンナがなぜ見つからない?』に記している。

日本の男性の平均年収が約400万円であるのだから、結婚相手は400万円台の年収の男を捜すのが現実的だ。

しかし、「それであれば結婚したくない」と日本の女性たちは本音で思う。つまり、結婚仲介サイトでもそうした男は見向きもされない。

ここに「理想の相手」に対する深刻な現実無視と、ミスマッチと、断絶が存在する。

Next: 日本で安月給の男が、東南アジアでは「高給取り」に変身する



結婚相手を「スペック」で選ぶ時代へ

男性はすでに相手にされなくなった20代の容姿の良い女性を探し求める。女性は年収1000万円以上、そうでなければ800万円以上、妥協して600万円という希少種を探し求める。

そして互いに相手が見つからず、妥協もできず、そしてあきらめる時代になっている。男女共に、現状認識がしっかりとできていないのである。

今は結婚相手をスペックで選ぶ時代と化した。だから、少しでもスペックから外れた男たちは「結婚」の対象から弾き飛ばされて相手にされない。

若い男女を無理やりセッティングさせて結婚させる見合いも消えて恋愛至上主義になっており、恋愛に貪欲になれない男女がやはり取り残されていく

そうやって多くの日本人男性が日本人女性をあきらめた。妙な話だが、日本人男性にとっても、日本人女性は「高嶺の花」になっていったのだ。

結婚に絶望した日本人男性が向かう先

1990年代からそうなったのだが、実はその時、わずかな活路で現れていた光明があった。どこにあったのか。それが「アジア女性」だった。

1980年代から日本の国富に羨望の眼差しで見つめていたのは、周辺国のアジア女性だった。

その中でも、特に出稼ぎに抵抗のないタイ女性フィリピン女性が、大挙して日本に押し寄せてきていた。この時代、日本人は彼女たちを「じゃぱゆきさん」と呼んだ。

日本の安月給が、フィリピンでは高給取り

1990年代から2005年まで日本の国際結婚は増え続けていた。この時代、日本の底辺ではフィリピン女性が年間約8万人も流れ込んできていた。このフィリピン女性が、日本で次々と日本人男性と結婚していたのである。

フィリピン女性だけではない。タイ女性も、中国女性も、韓国女性も、こぞって日本人男性と結婚していった。日本は世界有数の経済大国であり、日本人男性は金持ちのシンボルであり、彼女たちにとっては一種のブランドだったのだ。

今もその名残りは残っているが、1980年代から1990年代の日本人男性のモテぶりは尋常ではなかった。

だから、選り好みする日本人女性に弾かれた男たちの一部は、歓楽街でたまたま出会ったアジア人女性の熱烈な歓迎に驚き、そしてそこに希望を見出したのだ。

年収300万円の男性は日本では低い部類に入って日本女性から見下されるかもしれないが、他のアジア女性にとってはその300万円も”Very big money”(大金)だったのである。若く美しい彼女たちは、嬉々として日本人の男と付き合った。

Next: 53歳の成婚確率は0.74%。なぜ奇跡は起きたのか?



気付かないまま奇跡の「0.74%」に入っていた

真面目な機械工だった「彼」も、そうした日本ブランドを背負ったひとりであったと言える。40代に入って彼は初めてフィリピン・パブで自分を羨望してくれる女性に出会い、そしてのめり込んでいった。

熱帯の女たちの弾けるような身体、熱い気質、些事にこだわらない天真爛漫な性格、ホスタビリティ、素朴さ。そして、全身でぶつかってくるような情熱。もう彼の目には日本女性の姿など消えていたはずだ。

53歳で結婚できる確率は、国立社会保障・人口問題研究所の男性の初婚率を見ると「0.74%」である。つまり1%以下だ。

もし、真面目な機械工だった「彼」が日本人女性を結婚対象に考えていたとすると確率は1%以下なのだから、ほぼ絶望的だったと言える数字でもある。

しかし、彼は自分自身でまったく気付かないまま「0.74%」に入るという、とんでもない奇跡を成し遂げていた。

「格差」を利用すれば、日本人男性の価値を高められる

もし、冷徹な観察眼で真面目な機械工だった彼の人生を見るのであれば、彼が知らずして「現代グローバル社会の基本的なトレード戦略」を行ったことに気付かなければならない。

グローバル社会の基本的なトレード戦略とは「格差を利用すること」である。

多くの企業はグローバル化に邁進しているが、その理由は「グローバル化が利益をもたらすから」である。

その基本的なトレードは、「賃金の安い途上国で作らせて、賃金の高い先進国で売る」というものだ。そうすると、取れる利益が増大する。

格差を利用して利益を得る。格差は是正するのではなく、極大化させる。そうすれば利益はより増大する。

グローバル化の時代が止まらない理由と、格差が拡大するのを実は放置されている理由がここにある。現代の弱肉強食の資本主義は「格差はあった方が儲かる」のである。そうすれば、トレードの効果による利益はより増大するからだ。

機械工だった彼は、知らずして結婚にこのグローバル化の基本戦略を使った。すなわち、「グローバル化によって生じた経済格差」を利用して結婚相手を見つけたのだ。

日本の平均年収が400万円だとすると、300万円の年収は「低すぎる」ということになるが、途上国ではまったくそうではない。だから、結婚相手を途上国の相手にするというのはいかにも現代的な手法となる。

しかし、結婚と幸せは別問題であることは注意する必要がある。外国人と結婚するというのは、ありとあらゆる問題が一度に押し寄せてくることでもある。

食生活の問題、生活習慣の問題、文化の問題、ホームシック、家族親戚の問題、差別の問題、言葉の壁、金銭感覚、経済観念、価値感の違い、子供の問題……。これらすべてに対処しなければならないのである。

では、「彼」は幸せになったのだろうか

Next: フィリピン妻のATMであり続けた男は「22万円」でこの世から消えた



フィリピンで迎えた悲しい結末

彼は53歳でフィリピン女性と結婚し、61歳まで日本で必死に働いて稼いだ金をフィリピンの妻子に送り続けてきた。彼女は何かと「金が足りない」とねだってきたが、彼は妻子のために文句も言わずに金を渡していた

フィリピンで夫婦水入らずで暮らせるのを夢に見ながら、彼は彼女に金を送り続けた。そして、61歳。彼が長らく夢見てきたその日々は確かに実現したのだ。

しかし、それはほんの数ヶ月の間だけだった。

フィリピンの妻の家に着いてから3ヶ月後、彼はカビテ州ダスマリニャス市サンタルシアの路上を歩いている時、何者かに後ろから拳銃で撃たれて路上に大量の血液を流して死んでいった。即死だった。

彼を殺したのは雇われた殺し屋だったが、その殺し屋を雇ったのは誰だったのか。他でもない。彼が一途に愛していた「」だった。彼女が殺し屋に払った金額は約22万円である。

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フィリピン女性も弱肉強食の資本主義を利用した

なぜ彼は殺されたのか。彼が死ねば、その遺族に対して子供が18歳になるまで日本から遺族年金が支払われるからだ。遺族年金は、死亡時に生計維持関係のある配偶者であれば「国籍を問わず」請求することができる。

つまり、彼が惚れたフィリピン女性もまた「格差を利用する」という弱肉強食の資本主義を利用していた。

資本主義の世界で耳を澄ますと、聞こえてくる声は愛ではない。だったのだ。フィリピン女性を愛した日本人が弱肉強食の資本主義の中で迎えた結末は、ひどく苦く残酷なものだった。

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2019年5月配信分
  • 投資金額・投資手法・投資対象がリスクなのではない。本当のリスクとは?(5/26)
  • 武器としての断捨離。資産を増やすために「断捨離」を利用する考え方(5/19)
  • 不労所得は買える。30万円あれば1日分、300万円あれば10日分が手に入る(5/15)
  • 成功体験は行動を強化する(2)。これは「行動ハッキング・ツール」である(5/12)
  • 成功体験は行動を強化する(1)。スキナーの強化理論が自分にもたらすもの(5/5)

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2019年4月配信分
  • 「金持ちになった人の75%はビジネスマンだった」という事実を見て考えよ(4/28)
  • 相場の変転は正確に読めないが、読めなくてもうまく立ち回る方法がある(4/21)
  • 何もしないことで金が手元に残る最強の方法と、それをさらに強化する方法(4/14)
  • フィンテックは世の中を変えるが、それを自分の投資に織り込む賢い方法(4/7)

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2019年3月配信分
  • 「投機で人生の一発大逆転をしたい」という夢を食い物にする存在がある(3/31)
  • 「貯金」と「年金」は、100%の確率で劣化する自分と深く結びついている?(3/24)
  • 「低学歴・無職・未婚」の若者が成功できるという逆転現象が起きるわけ(3/17)
  • ウォーレン・バフェットは集中投資をしているが見過ごしてはならない裏側(3/10)
  • 会社にしがみつかないでも生きられるようにするには、どうすべきか?(3/3)

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2019年2月配信分
  • バフェットが胆力を見せる時、私たちも同様のことをしなければもったいない(2/24)
  • これから始まる巨大なイノベーションの波から確実に利益を取り込む方法(2/17)
  • 暴騰や暴落がやって来たら、社会に迎合してしまうことが自滅行為となる(2/10)
  • 「1円」が大した存在ではないと思うのであれば「大金」も消え去っていく(2/3)

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2019年1月配信分
  • 「日本人だから日本だけしか投資しない」という考え方はリスクが高い(1/31)
  • 生涯現役が「強制」される社会で生き残るためにやるべき重要なこととは?(1/27)
  • 中国に賭けるようなことを考える必要はまったくない。むしろ避けたい(1/22)
  • 莫大なカネを稼いでも破産するのは、たった1つのルールを知らなかったから(1/20)
  • 朝早く起きて夜遅くまで働く努力よりも、もっと素晴らしい努力がある?(1/13)
  • 資本主義で生き残るための選択肢70項目。これが生き残るための秘訣だった(1/6)

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2018年12月配信分
  • 社会が動乱していくと下落局面も増える。だから、これからが面白いのだ(12/30)
  • 世の中が混乱して先が見えず、株式市場も下落していく瞬間が素晴らしい(12/23)
  • J&Jが1日10%の暴落。資産に与えるダメージをマイルドにする方法とは?(12/16)
  • 予測は一切せず、大負けもない。確実にリスクを排除したい人の最適解(12/9)
  • 二重の平均化で「大勝ちしないが大損失もない投資」を実現する方法とは(12/2)

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2018年11月配信分
  • 資産に強烈なダメージを与えるのは、自分の「制御できない感情」である(11/25)
  • この「呪縛」を解け。資本主義の中で、私たちはある呪縛にかかっている(11/18)
  • 「新事実はカネになる」のは事実だが、すでに分け前が得られない時代だ(11/11)
  • 【重要】ETF「QQQ(インベスコQQQ)」の集中投資についての考察(と反省)(11/5)
  • ハイテク市場が成長し続けるが個別企業は浮沈が激しい。どうするか?(11/4)

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2018年10月配信分
  • 「100%金持ちになるたった1つの公式」と「3つの武器」を身につけろ(10/28)
  • 「自分は努力しない」という生き方を、合理的に実践する方法を学ぶべき(10/21)
  • 「一生カネに困らなくなるための生き方」として第一歩を踏み出すために(10/14)
  • プロと同じ土俵で勝負なんかしても意味がない。死にかけのプロから奪う(10/7)

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・「自分が働いて稼ぐ」という発想をするな。もっと重要な発想がある(9/30)
・不穏な時代でも「この3つ」を踏まえていれば資本主義の勝ち組になる(9/23)
・一瞬で金持ちになりたいなら、大きなリスクを負って一点集中投資(9/16)
・カリスマ起業家イーロン・マスクの率いるテスラは投資対象になるか?(9/9)
・アメリカの多国籍企業にフルインベストする戦略はこれからも有効か?(9/2)
2018年9月のバックナンバーを購入する

・自分に投機の才能がないと分かっても、悪賢く立ち回る方法がある(8/26)
・トルコ・リラ大暴落。ヤバい国に関わればヤバい結果になるのは常識(8/19)
・巨大化して金がうなるハイテク産業にうまく寄生して金を得る方法(8/12)
・学歴・職歴・容姿・能力・年齢を超越して、旨味を吸う生き方を選べ(8/5)
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・資本主義の中で、普通の人間が合法的に他人を搾取する方法がある(7/30)
・学歴を裏口で手に入れなくても「これ」でイージーモードに入れる(7/23)
・資本主義では自分に才能がなくても、他人の才能を保有するのが基本だ(7/17)
・いくら貯めたら老後資産を永遠に減らさない方法が現実的になるか?(7/8)
・100年のスパンで見ると米株式市場は現在の44.7倍になるので心配するな(7/1)
2018年7月のバックナンバーを購入する

・株式市場の暴落を恐れるな。「Jカーブ」を意識すれば乗り越えられる(6/24)
・株式市場で、ダイハード(何がどうなっても死なない人)になる方法(6/17)
・3つの原理原則がきちんと継続できないと、最終的に人生は崩壊する(6/10)
・少子高齢化と人口減で活力が低下する国がインフレにならないとでも?(6/3)
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・なぜ87歳の高齢者が次の技術革新から莫大な利益を得るのか?(5/27)
・バブルですべてを失った人を見て、絶対に生き残る投資を決断(20)
・長期投資の前に立ち塞がる「最大の敵」とはいったい誰か?(5/13)
・次に押さえたいのは「変わりゆくものをすべて飲み込むこと」(5/6)
2018年5月のバックナンバーを購入する

・国家が国民を守れなくなるのが確定している時代を生き残れ(4/29)
・巨大タバコ企業に私がジリジリしながら待っている動きとは?(4/22)
・これで「無限にキャッシュを生み出すマシーン」が手に入る(4/15)
・「現代資本主義の魔術」を身につける絶好の機会を見逃すな(4/8)
・ウォーレン・バフェットと同じ銘柄を買う真似投資は危険だ(4/1)
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・トランプが仕掛けた貿易戦争で起きる市場大暴落を歓迎せよ(3/26)
・無為無策で崩壊前夜の日本と資産防衛するただひとつの方法(3/18)
・弱肉強食の世界で自分が弱者だと気付いたらどうすべきか?(3/11)
・今度こそは。株式市場の暴落局面で迷わずチャンスをつかめ(3/4)
2018年3月のバックナンバーを購入する

・年平均9%のリターンを取るために必要な2つのものとは?(2/25)
・ロックフェラーの資産が陰謀も裏工作もなく増え続ける理由(2/18)
・「最速」で金持ちになろうと思うことが死と破滅を呼ぶ理由(2/11)
・金融市場の暴落の中で「焼け太り」する投資方法とは何か?(2/6)
・自分自身の判断能力が低下すると見越して生き残る方法とは(2/5)
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・バブルと分かっても人々がそこから逃れられない理由とは?(1/28)
・ビットコイン暴落で完全に死んだ人を観察するのは役に立つ(1/21)
・石油の一滴は血の一滴。石油メジャーの影響力は今も強大だ(1/14)
・株主に報いる優良企業を保有するだけで金が金を連れてくる(1/7)
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2017年

・双曲割引という陰湿なワナにはまると長期投資家は自滅する(12/31)
・メルマガ特別編:読者から寄せられた質問に答えてみました(12/24)
・当たらない相場予測や予言にすがるよりも、もっと良い方法(12/17)
・貧困層が資産を持てない7つの理由とそれを克服する処方箋(12/10)
・私たちが努力しないで連戦連勝の無敗の絶対王者になる方法(12/3)
2017年12月のバックナンバーを購入する

・現金など信頼に値しないと気付いた時は、もう何もできない(11/27)
・私たちの99%は富裕層の両親を持っていないが何も問題ない(11/19)
・もし100万円が全財産だったら私はどうするか?(3)配当率15%にする(11/13)
・もし100万円が全財産だったら私はどうするか?(2)銘柄選択(11/5)
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・もし100万円が全財産だったら私はどうするか?(1)基本概念(10/29)
・富裕層は誰もがやっており、貧困層は誰もやっていないこと(10/22)
・弱肉強食の資本主義で弱者が生き残るための2つの行動指針(10/15)
・なぜサラリーマンの「不労所得で暮らしたい」は危険なのか?(10/8)
・資本主義で生きるための公式と、その公式を支える軸とは?(10/1)
2017年10月のバックナンバーを購入する

・中途半端に頭が良いと「5つの理由」で長期投資に失敗する(9/24)
・脳が劣化する現実を見据え、継続的に買う銘柄を私は決めた(9/17)
・貯蓄型の保険なんかを無駄に掛けて助かった気持ちになるな(9/10)
・資本主義で生きているなら資本主義を徹底利用して生き残れ(9/3)
2017年9月のバックナンバーを購入する

・資本主義から永遠に金を吸い取る方法は秘密でも何でもない(8/27)
・私が所有していたゴールドを売り払って満足した理由とは?(8/20)
・株式が暴落して人々が発狂状態になったときが絶好の買い場(8/14)
・悲惨極まりない日本の未来を覚悟して、現実主義で生き残れ(8/6)
2017年8月のバックナンバーを購入する

・貧困層は資本主義の最強の力に気付かず富裕層だけが気付く(7/30)
・ブラックスワンが投機家を皆殺しにするのは素晴らしい光景(7/24)
・「社会が混乱したら株よりゴールド」は本当に正解なのか?(7/18)
・日本人だけが「大量虐殺は儲かるビジネス」だと知らない?(7/9)
・なぜ森で静かに暮らしていた人が2.4億円を持っていたのか?(7/2)
2017年7月のバックナンバーを購入する

・新興国を経由した巧妙なカラクリが仕掛けられたことを知れ(6/25)
・胴元のシステムの旨みを横取りする方法があることに気付け(6/18)
・普通の人の38倍の知識武装ができるシンプルな方法が存在する(6/11)
・リスクを取らなかった人間にはリターンが与えられない事実(6/4)
2017年6月のバックナンバーを購入する

・フェイクニュースの蔓延は長期投資家にとっては最上の環境(5/28)
・投資家は協調性を捨て他人の意見を聞かずにその真逆をいけ(5/21)
・資本主義の最下層80%から脱するために乗り越えるべきこと(5/14)
・ポートフォリオに関してはルールを定めないという考え方(5/7)
2017年5月のバックナンバーを購入する

・学校は「労働者養成所」なので、資本主義の秘密は教えない(4/30)
・単純にして明快、合理的にして人間心理に合致した保有とは?(4/23)
・長期投資家には、北朝鮮がどうなろうと知ったことではない(4/16)
・タバコ企業は世間に叩かれても何とも思わない投資家の牙城(4/9)
・今後、衝撃的な円安になったとしてもまったく不思議ではない(4/2)
2017年4月のバックナンバーを購入する

・何もしないで資産を70倍にすることが可能だったということ(3/26)
・貧困層を陥れる「最凶の騙しツール」のワナに堕とされるな(3/19)
・金のうなる場所で勝ち馬に賭けるとは具体的にどうするのか?(3/12)
・宗教を否定し神仏を信じないことで得られる3つの利点とは(3/5)
2017年3月のバックナンバーを購入する

・金が道ばたに落ちている状態は、再びやってくると断言する(2/19)
・地獄を生き延びた超長寿企業30社は今後も充分に投資対象だ(2/12)
・何も持たない状態から再起できるのか。答えは「イエス」だ(2/5)
2017年2月のバックナンバーを購入する

・格差のどん底から這い上がる「もがき方」は存在するのか?(1/29)
・「世界で最も裕福な8人」にまつわる秘密を暴いて応用せよ(1/22)
・専門家を憐れみマスコミを嘲笑せよ。呪縛は自分で解き放て(1/15)
・日本で持ち家が財産である時代はとっくの前に終わっていた(1/8)
・予測に基づかないで資産を増やす抜け道はどこにあるのか?(1/1)
2017年1月のバックナンバーを購入する

2016年

・ソロスは「豚のように食い漁って何が悪い?」とうそぶいた(12/25)
・予測せず、愛を囁き合っている間に資産は膨れ上がっていた(12/18)
・資本主義のこの仕組みを理解しないと踏みにじられるだけだ(12/11)
・日本円の貯金に頼っていると、悲惨な結果になることを知れ(12/4)
2016年12月のバックナンバーを購入する

・社会は不平等で労働は最弱の資本。働いたら負けは真実か?(11/27)
・トランプが大統領に決まって地獄の穴はどこに開いたのか?(11/20)
・トランプ政治で暴落が来たら落ちるナイフを思いきりつかめ(11/13)
・マリファナに関しては、これから信じられないことが起きる(11/6)
2016年11月のバックナンバーを購入する

・予測を超えたところで動いている資本主義の原点をつかみ取れ(10/30)
・いつでも「最悪の時期に最悪の選択をさせる」のがマスコミ(10/23)
・地獄で知る投資。資本主義に馴染めなかった人々の逆を突く(10/16)
・なぜ変わるものよりも変わらないものを重視すべきなのか?(10/9)
・良く知らないものに全財産を預ける奇妙な人間とは誰なのか(10/2)
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2018年3月15日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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