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偽装結婚が増加中。日本人が知らない中国人女性の恐ろしさと潔い手口=鈴木傾城

日本での偽装結婚は、中国人女性が圧倒的に多い。そして、その数は今後さらに増えていく。問題は、偽装結婚と中国の恐ろしさを、日本人がまったく理解していないことだ。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

そこに愛は1つもない。日本人を踏み台にして世の中を渡っていく

偽装結婚で日本の長期在留資格をゲット

2019年10月15日、ひとりの中国人女性が逮捕されている。徐玲という名前の33歳の中国人女性だ。

この日本語がペラペラの中国人女性は、夏宗明という中国人の男と、谷中信恵という日本人の女性を引き合わせて偽装結婚させて、中国人の男から現金120万円を受け取っていた

そして、2019年10月17日。

今度は東京都大田区のスナックで、店の経営者である中国籍の林愛明という女が夫の伊東由起夫と共に、中国人の女性と日本人の男性客を偽装結婚させるビジネスをしていたということで、やはり逮捕されている。

このスナックには中国人女性が従業員として働いていたのだが、そのうちの3人も偽装結婚で長期の在留資格を手に入れていた

日本で水商売で入ってきた中国人女性が、長期の在留資格を手に入れるために日本人の男と結婚するというのは、これまでも繰り返し使われてきた手口である。

そう言えば、2019年も平松仁という51歳の日本人が倪敏という22歳の中国人女性と偽装結婚して警察に摘発されているのだが、この倪敏という女性も「中国人パブ」で働いていた。

こういった偽装結婚の話は山ほどある

今、日本の歓楽街には、中国人・韓国人のホステスが山ほど潜り込んでいるのだが、彼女たちが虎視眈々と日本人との結婚を画策している

いや、中国人・韓国人だけではない。フィリピン女性も、タイ女性も、ホステスとして日本にやってきて、日本でずっと暮らすことができる在留資格(永久ビザ)の取得を狙っている

国籍目当ての「偽装結婚」と言えば、何か自分とは縁遠い犯罪事件のように感じるだろうか。それとも、あなたにも身に覚えがあるだろうか?

かく言う私は、偽装結婚を何度持ちかけられたか分からないほどだ。そのたびに結婚していたら、今ごろ「結婚歴20回」どころではなかった。

愛もないのに、なぜか結婚したいと言い出す女性で、ひとり強烈な印象を持った女性がいた。タイの郊外都市コラートで知り合ったプーという女性だった。

彼女は私のことを何も知らないのに、私に結婚しようと申し入れていた
※参考:名前も国籍も知らないのに、あなたと結婚したいという女 – ブラックアジア:鈴木傾城(2011年12月6日配信)

信じられないかもしれないが、売春地帯ではこういった結婚話が山ほどある。実際、女性の熱意にほだされて結婚してしまった男も多い

タイ・パタヤでは、主にファラン(欧米の男)たちがターゲットになっていて、次々と裏のある結婚をしている。

売春地帯では、場合は出会ってから1時間もしないうちに「結婚しましょう」という話になることさえもある。今まで私に話を持ちかけてきたのは圧倒的にタイ人が多かったが、振り返ると、フィリピン人に、パナマ人に、コロンビア人に、それこそ枚挙に暇がない。

日本で起きている偽装結婚の事件は、かつてはフィリピン女性が多かったが、彼女たちが2004年頃から締め出された後、そのほとんどは中国人・韓国人の女性に変わった。今では中国人が日本の永住資格を取るために躍起になっている。

Next: 目的はカネ。日本人男性を踏み台にして世の中を渡っていく



男を踏み台にして世の中を渡っていく

日本人と結婚して永住資格を手に入れる。その目的は何か。もちろん、カネだ。

彼女たちは「日本」で、大きく稼いで国に戻ることを望んでいる。その手段としての結婚であって、別に日本や日本の男が気に入っているわけではない

自分の結婚相手が、気に入っているわけではない。結婚する男の容姿や年齢や性格など、まったく関係ない。言ってみれば、正真正銘の日本人でありさえすれば、相手など誰でもいいのである。

「偽装結婚」は、外国人を合法的にその国の人間にしてしまう手口のひとつだ。

偽装結婚はいくつかの種類がある。同性愛者がそれを世間に隠すために行うものもある。あるいは、犯罪者が自分の名称を変えてしまうために意図的に行うものもある。犯罪のための背乗り(はいのり)で行うものもある。

しかし、もっとも多い偽装結婚は、言うまでもなく、外国人が異国の滞在資格を得るためのものである。

どこの国でも、その国の人間と結婚した外国人には長期滞在許可や永住権を与える。それは結婚生活を送る上で、その国に長期滞在が許されていなかったら都合が悪いからだ。

それが悪用される。

よく「偽装結婚」と言うと、何か甘酸っぱい恋愛が絡むビジネスのような錯覚をする人もいるが、現実はそのようなものではない。

偽装結婚を決断し、実行する女性は、男を踏み台にして厳しい世の中を渡っていく。カネのためならば何でもする。危ない橋でも渡る。それくらいの性根の座った精神力を持っている。

愛や恋など、そこに入る隙間もない。カネの亡者になっているような女性も多い。

そこには一片の愛もない

彼女たちは愛ではなく、カネで動いている

結婚もカネのために割り切るものであり、そこに一片の情緒も見出していない。場合によっては、結婚生活をしていると「見せかける」ためにセックスが介在するかもしれないが、しない場合も多い。

カネに対する渇望と利己的な欲望が渦巻いていて、実にしたたかであり、カネに対してのみ忠実である。

これだけ知られ渡った手口なのだから、今さら日本に在留したい外国人に偽装結婚を斡旋したところで、見破られるのは分かりきっている。古典的な手口というのはすでに研究し尽くされているのだから、勝負は最初からついているのだ。

日本でも当然、偽装結婚をする人間がいて、捜査されると見破られることが多い。にも関わらず、この偽装結婚の手口が「通る」ことが珍しくない。

不思議に思わないだろうか。調べられれば見破られるのに、それが通用することも多いとはいったいどういうことか。

Next: なぜあからさまな偽装結婚が日本でまかり通るのか?



本物か、偽装か。調査する人員が足りない

なぜ、あからさまな偽装結婚が日本で通るのか。その理由は簡単だ。

偽装結婚をひとつひとつ調べるには、行政の調査員があまりにも不足しているからだ。

すべての国際結婚を、ひとつひとつ丹念に「本物か、偽装か」を調べる手間と人員がないのである。

偽装結婚が最も「手っ取り早く確実」

状況はさらに悪化する。

なぜなら、安倍政権はインバウンド政策で毎年3,000万人も4,000万人も外国人を観光で入国させるからだ。

さらに「移民政策を採らない」と言いながらも、大量の外国人を単純労働者として受け入れる方策を決めているからだ。

【関連】使い捨て人材は安いほうがいい。「誰でもできる仕事」に関わる日本人の末路=鈴木傾城

こうした政策の中で大量の外国人が日本に流入し、在留資格が得られなかった外国人も大量に出てくる。そうすると、在留カードを偽装するような犯罪も出てくるのだが、こうした偽造カードはバレやすい

確実に日本にいられるためには、偽装結婚が最も「手っ取り早く確実」なのである。

周辺国を「中国」に同化させる戦略

現在、日本のアンダーグラウンドに大量に進出しているのは中国女性である。これからも、偽装結婚に関しては、中国人女性が上位の座を譲らないはずだ。

その理由は、単純に中国人の数が多いのと、彼女たちが偽装結婚という手段にもためらいがないのと、中国の拡張・同化政策に合うからである。

中国は意図的に周辺国に大量の中国人を送り込んで、その国を中国に同化させようとする長期政策を実践する。また、そのために自国民が他国に潜り込むことに対して、黙認しつつ奨励しているフシがある。

全世界、欧米から東南アジアからアフリカまで多くの国で中国人の大量移住が確認されている。タイもカンボジアもインドネシアもミャンマーもラオスも、すでに同化政策が進みすぎて中国系の人間が政治経済を牛耳っている

そして日本にも今、大量の中国人が進出している。目立たないように底辺から、じわじわと時間をかけて、しかし確実に増えていっているのだ。
※参考:日本も飲み込まれるのか? 異国を覆い尽くす中国人と、中国人が支配する街 – ブラックアジア:鈴木傾城(2019年10月10日配信)

中国人は、在日韓国人のように変な主張をしたり目立ったりしないので、普通の人はまったく気がつかない。しかも、中国女性の場合は、偽装をバレないようにするために、本当に「夫婦関係のある国際結婚」をする気合いの入った偽装結婚をも目論む。

そうなれば、もう摘発などできない

Next: 日本人が知らない偽装結婚と中国の恐ろしさ。東南アジアの惨状に刮目せよ



日本人が知らない偽装結婚と中国の恐ろしさ

中国人の偽装結婚は、他の外国人との偽装結婚よりもさらに恐ろしい。

子どもは母親になつく。当然、現在の中国共産党政権の思想が母親を通して子どもに伝わっていくことになる。そして、この子どもたちが日本よりも中国共産党政権の思想を優先して活動していくようになる。

莫大な人口を抱える中国政府は、そうやって周辺国を「中国」に同化させる戦略を推し進めているのである。

このあたりの中国人の恐ろしさは、東南アジアの現状をよく知らない普通の日本人には、どんなに声を大にしても伝わることはないだろう

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2019年11月1日)
※太字はMONEY VOICE編集部による

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