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これで外交の安倍?トランプに「もっとも媚びる野郎」と馬鹿にされる日本の首相=今市太郎

トランプの新暴露本が話題になっています。米国にいる知人から「お前の国のPM. Abeが、かなり面白く馬鹿呼ばわりされているぞ」というので、購入してみました。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年2月2日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバッグナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

何でも言うことを聞く「媚びへつらい」だからいつでも会える?…

安倍首相がトランプに馬鹿にされている?

さて、今回のメルマガで取り上げたいのは、トランプの新暴露本の中に登場する面白話に関する噂です。

1月21日、国会が始まって安倍首相が妙な所信表明演説などを行っている最中に、米国では大統領選を睨んだのか、実に興味深い本が出版されました。

ワシントン・ポストの調査報道記者、フィリップス・ラッカ一、キャロル・リオネグが書いた『A Very Stable Genius』という本です。

もともとこのタイトル『A Very Stable Genius』は、トランプ自身が2018年1月にツイートで自分のことをこう称したことからつけられたもの。

日本語にすれば、さしずめ『もっとも安定した天才』とでもいう意味なのでしょう。

ここまで自画自賛していれば世話がないというものですが、この本はKindle本にもなっているので、国内からも簡単に手に入れて読むことができます。ご興味のあるかたは、入手していただきたいと思います。

この本は、出版されてからベストセラーになっているわけですが、米国にいる知人から「お前の国のPM. Abeが、かなり面白く馬鹿呼ばわりされているぞ」というので、さっそく購入してみました。

さすがに中身を散々暴露すると著作権侵害になりかねないので、あくまで安倍さんのことを記載した部分だけを取り出して、概要をご紹介することにしたいと思います。

本当にノーベル平和賞をもらうことに意欲満々だったトランプ

この本で安倍さんがもっとも登場するのが、トランプが昨年8月にノーベル平和賞を獲得するためにどうするかを熟考していたくだりです。

やはりトランプは、何もしないでいきなり受賞してしまったオバマと比較して、自分が北朝鮮との間で平和を実現しているのだから、ノーベル平和賞をもらってもおかしくないと強く考えていたようです。

Next: なんでも言うことを聞く「媚びへつらいの安倍氏」と馬鹿呼ばわり



なんでも言うことを聞く「媚びへつらい」の安倍氏と馬鹿呼ばわり

本の内容によれば、誰かに推薦してもらわなくてはならないので、真っ先に思いついたのが主要国のなかで“the most obsequious”な存在であった安倍首相であったとされています。

“obsequious”とは、「媚びへつらう」という日本語訳になります。

来日時、ゴルフ接待して、相撲観戦させて炉端焼きでステーキを食わせ、余った小麦を買えといえばふたつ返事で承諾するこの首相は、トランプの目にも「媚びへつらうしょうもない野郎だ」と映っていることは、どうやら間違いないようです。

本書では結局、この件で電話をしたのは安倍首相ではなく、韓国の使いっ走りである文在寅大統領だったようです。

とてもではないですが、「ドナルド」と「シンゾー」などと呼び合うような対等関係ではないことがあからさまに描かれていて、かなり面白くなっています。

馬鹿呼ばわりされただけで馬鹿じゃない?

ここのところ安倍首相のヘロヘロな国会答弁を聞くと、気分が悪くなって吐きそうになります。

「募集したのではなく、募っただけ」という今時の小学生でも思いつかない強烈な説明にならえば、この本でのトランプ発言は、「馬鹿呼ばわりされただけで、馬鹿じゃない」ということになるのでしょうか?

もう頭痛で頭が痛くなります。

本書には出てこないものの、いま疑惑で話題の河井氏が総裁外交特別補佐官を務めていた2016年11月、先進国の首脳の中では真っ先に当選したトランプのところに挨拶にいった安倍首相。

おそらくこの時点でカジノの話をトランプから向けられてふたつ返事で快諾し、その後、慌ててカジノ法案をまとめて国会で通過させてしまったことが窺われます。

もう最初から忠犬ぶりを発揮することで、すっかりトランプから媚びへつらう野郎というイメージが定着してしまったことが推測できます。

Next: これが「外交の安倍」の成果? 何でも言うことを聞くからいつでも会える



何でも言うことを聞くからいつでも会える

たしかにトランプにすぐに接触できるという点では、世界的にもかなり希少な存在なのが安倍首相なのでしょう。

しかし、なんでも言うことを聞くから接触できるだけの話で、いったんは決着したかのように見える日米の通商協議も、自動車の関税を巡ってまた無理難題を掘り起こして押し付けられかねないところが非常に心配になります。

評価されていないが、信頼されている? 安倍首相の存在は、足もとの本邦では、もっともリスクの高い材料になってきたように思われます。

これが「外交の安倍」の確実な成果と言えるのでしょうか?

今月から為替と直接結びつかないが面白いお話は、相場がかなりクリティカルな状況になっていますのでできるだけ週末にお送りし、ウイークデーはより相場状況にフォーカスした内容をお送りしようと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

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  • 3日上海市場大暴落に厳重注意(2/3)
  • もっとも媚びる野郎と馬鹿にされたが馬鹿じゃない?安倍首相に対するトランプの態度もあからさまに登場する暴露本が超面白い(2/2)

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※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年2月2日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバッグナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

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今市太郎の戦略的FX投資』(2020年2月2日号)より抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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