映画館で約400人がパンツァーフォー! であります。
少女が戦車で競い合うアニメ、「ガールズ&パンツァー 劇場版」が11月21日に公開されました。
2012年10月にTVアニメがスタートし、戦車ブームを引き起こした大人気アニメ「ガールズ&パンツァー」。戦車×少女という、本来ミスマッチなものを組み合わせ、本格的な戦車戦を描いた、涙あり、笑いありの青春感動アニメ。
ガルパンと略されるこのアニメの世界では、大和撫子になるための必須科目として書道、華道、そして“戦車道”に少女たちが励んでいます。TVアニメが放送されるとともに、劇中のリアルな戦車戦が話題に。
放送終了後にはアニメの舞台となった茨城県・大洗町に、聖地巡礼を行うファンなどが集まり、町興しにも貢献。大洗町の恒例のお祭り「大洗あんこう祭」にはアニメの声優が登場するなどガルパン関連のステージも行われ、今年は11万人が大洗町を訪れたそうです。
魅力が満載!キャストが語る劇場版
そして公開同日、新宿バルト9にて、西住みほ役の渕上舞、武部沙織役・茅野愛衣、五十鈴華役・尾崎真実、秋山優花里役・中上育実、冷泉麻子役・井口裕香の主要キャスト5名と、司会の園みどり子役・井澤詩織、主題歌を歌うChouChoによる舞台挨拶が行われ、劇場版の魅力を存分に語ってくれました。
西住みほ役・渕上「まずは、よかった~という気持ちでいっぱいです。公開できて本当によかった。思ったよりアフレコが遅かったので大丈夫かな? と思っていましたが、無事公開できて満足しています。
神社の階段を戦車で降りていくシーンでは、チームみんなを信頼しきっている感じがして、仲間って良いなと感じました」
武部沙織役・茅野「スタッフさんの熱量がすごく感じていて、必ず面白くなると信じていました。出来上がりを見て、この信じた気持ちは間違いじゃないかったというのを改めて感じられました。
大洗の街が壊されていくさまが、作中では壊されることが縁起事になっているのですが、自分の家が壊されても笑ってくれる大洗の人たちで良かったなと改めて思いました」
五十鈴華役・尾崎「夜通し語りあいたいくらい、湧き上がるように胸が熱くなりました。小ネタがちょこちょこ入ってくるのですが、泣いているところに挟んでくるから、脳が混乱を起こすんです」
秋山優花里役・中上「始まってすぐに泣いてしまうほど感慨深かった。感無量です! ガードレールに戦車が擦れた後、その擦れた傷が次のシーンできちんと描かれていたりと、細かいシーンまで見て欲しいです」
冷泉麻子役・井口「色々な新キャラクターが登場しましたが、知波単学園の西ちゃんがかわいい。まっすぐにぶつかっていくキャラクターが、ガルパンをより愉快に楽しく盛り上げてくれました。そして音響等々、すごいこだわっているので、ぜひ何度でも見に来てほしいです」
また主題歌を歌っているChouChoも「しっとりと懐かしさを感じる曲なので、青春時代のキラキラしたものを思い出して共感していただけたら嬉しいな」とコメント。
キャスト、スタッフ、ファンの愛が詰まっているガールズ&パンツァー
そして登壇したキャスト全てが、ガールズ&パンツァーに対する愛を語っており、武部沙織役・茅野はファンに向けて「応援していただいて、愛を沢山注いでくれて、本当はキャストみんなでありがとうと伝えたい。ガルパンを愛してくれてありがとうございます」と話していました。
最後に西住みほ役・渕上から「キャスト・スタッフともに自信をもってこの作品をお届けしています。なのでガールズ&パンツァー劇場を楽しんでください」と話し、劇場全員で右手を上げて、掛け声の「パンツァーフォー!(意:戦車前進)」と叫び、舞台挨拶は終了しました。
それぞれキャストが興奮しながら語っていた様子から、この作品の完成度の高さを感じられました。涙なしでは観られないほどの女子高生たちの青春ドラマが描かれている「ガールズ&パンツァー 劇場版」。ぜひ劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
◯information
ガールズ&パンツァー 劇場版