人民元がドルや円に並ぶ「主要通貨」となることが決定し、ますます勢いに乗る中国。しかし無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者、北野幸伯さんは中国が沈み行く船であることに変わりはなく、上辺だけに惑わされず、今後もしっかりと注視していく必要があると警鐘を鳴らしています。
国際金融資本が中国を見捨てる日
日本には、「ある強固な信念」をもっている人たちがいます。
「強固な信念」とは?
1.アメリカを支配しているのは、「国際金融資本」である。
2.中国を育てたのはアメリカを支配する「国際金融資本」である。
3.「国際金融資本」と中国の関係は、「国際金融資本」が上、中国が下である(つまり、中国は「国際金融資本」の言うことを全部聞く)。
4.「国際金融資本」は「国境を超越する」が故に、「どの国が覇権国家でも構わない」。
5.「国際金融資本」は、アメリカを見捨て、中国を覇権国家にすることを決めた。
6.だから、アメリカの未来は暗く、中国の未来は明るい。
いろいろバリエーションはありますが、基本はこんな感じだろうと思います。
実際のところどうなのでしょうか?
この問題に答えを与えてくれるのがこちらの本です。
●China2049(詳細はコチラ)
副題は、「秘密裡に遂行される『世界覇権100年戦略』」といいます。
一見「陰謀論かな?」と思えるでしょう。
ポイントは、「書いている人」です。
著者のマイケル・ピルズベリーさんは、
- アメリカ国防総省顧問
- ハドソン研究所中国戦略センター所長
さらにアメリカの政策に大きな影響力をもつ
- 外交問題評議会
- 国際戦略研究所
のメンバーである。
さらに、この本で暴露しているのですがピルズベリーさんは、24歳のときから
- アメリカのスパイ
として働いてきた。
そして、この本は、「国家機密が漏えいしないよう、CIA、FBI、国防総省による査読を受けた」とあります。
つまり、CIAもFBIも国防総省も、本の作成に協力している。
この本を読めば、「米中が裏でベッタリひっついていたこと」が事実であることがはっきりわかります。
詳しくは本を読んでいただくとして、ここでは例をあげておきます。