理念やビジョン、信念などといったものを言葉だけを掲げているのではなくて、真の意味で、その掲げた理念やビジョンなどを実現しようと、日々行動している方々のお話を聴いたり、お会いしたりすると、他者からの言動に惑わされていないように思います。
自分自身が目指す理念やビジョン、志、信念などが明確になっているので、他者と張り合う必要がないのかもしれませんし、その実現のためには、自分自身をどのように高めていったら良いのか、という視点から自分を見ているからでしょうね。
ですが、他者の言動に惑わされないということは、他者から学ばないということではありません。理念などの実現のために自分自身を高め、極めていく上で、必要だと思うことは、ライバルなどの他者からであってもスポンジのように吸収しているように思います。いわゆる、取捨選択が上手なのかもしれませんね。
子どもたちにおいても、他者と比較したりして、張り合うことはないのではないでしょうか。
たしかに、自分の周りの人と張り合うことで、短期的には、満足感や優越感、高揚感を感じることができるかもしれません。しかし、そういったことを繰り返していると、常に他者と比較することでしか、自分の成長を実感することができなくなるのではないでしょうか。
また、結果そのものだけを追い求めてしまい、結果に至るまでの過程、プロセスをおろそかにしてしまうこともあるのではないかと思います。
これからの子どもたちにおいても、ロバート・アンソニー氏が著されているように、自分自身がより大きく成長することに視点を置き、一歩ずつ進歩、上達し、自らの持ち味、可能性を発揮していくことが大切になってくるのではないでしょうか。
◆参考文献
「21日間でできる!あなたの自信力を100%引き出す方法」 ロバート・アンソニー著 阪急コミュニケーションズ
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