ケース2:敬称を付け忘れてメールを送信していた。
名前も社名も間違えていないのに、敬称を付け忘れたままメールを送っていた……
これも“痛い”ミスですが、気づいた時点ですぐに非礼を詫び、敬称を付けたメールを再送します。
お詫びの一文には、「すみません。○○様の宛名に敬称を付け忘れていました」のように、「忘れた」という言葉は印象がよくないので
「敬称のない宛名でメールを送ってしまい、大変失礼いたしました。お詫び申しあげます」
のような言い回しの工夫を。
相手の社名のほか、相手の商品名やサービス名など、重要な語句を間違えてしまった場合も、メールの冒頭に次のような一文を添え、正しい文面のメールを再送します。
(社名の間違いの場合)
「社名を誤って表記しておりました。大変申し訳ございません」
(商品名などの間違いの場合)
「文面に間違いがあり、大変失礼いたしました。改めてこちらをご覧ください」
自分にとっては「うっかりミス」でも、相手からすると、社名や商品名などを間違えたメールは、自社が軽んじられているという印象を抱き、いい気持ちはしないものです。
「相手の心をつかむメール」の第一歩は、こうした基本的なポイントをきちんと押さえたメールです。
送信前に必ず読み返し、抜けや間違いがないように気をつけましょう。