料理やプレゼントや気遣うこと=絶対的によいことだと信じて疑わないからだ。
モテないウザい女の辞書に「ありがた迷惑」「余計なお世話」という言葉は存在しない。
それはまるでモテない男が、脈のない女に向かって
「こないだのお礼にお食事でもいかがですか?」と言うくらい、センスがないし、ウザい。
モテない男女はステレオタイプだ。
相手に対する意地悪な発言は全部、悪。
相手に自分が何かをすることは全部、善。
それは真実ではない。
耳の痛い、意地悪だと感じる発言の中に「愛のムチ」や「叱咤激励」は含まれることがあるし、相手の要望を全許容することで相手をダメにする場合もある。
料理を作る=善。
食事に誘う=善。
この思い込みがモテない男女の特徴だ。
大事なのは、それを「いつ、誰がするか」であり、自分がそのタイミングで彼にすることが果たして本当に彼を喜ばせるのか。
その、いったん立ち止まって未来を予想する想像力がないため、よかれと思ったことは裏目に出てウザくなる。
どんなことであれ、それが喜ばれるものかどうかを決めるのは受け手である。
送り手がどんな気持ちでそれをやったか、その動機は「どれだけ相手の内面世界を先回りして想像できたか」で変わってくる。
ツボを外した、ありがた迷惑なことは全部、余計なことだ。
相手が欲して、貴女に頼んできたことだけをやれば、それを防げる。
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