次の消費税増税で日本経済完全終了。なぜ引き上げが「最悪」なのか?

 

つぶされた好景気の芽

皆さん、覚えておられるでしょうか? 「アベノミクス」は、本当に効果がありました。2013年は、久しくなかった「好景気の予感」で日本中がわいていたのです。2013年2月、「株高が止まらない!」と驚く記事。

円安・株高、一本調子どこまで続く 「アベノミクス」に期待高まる

SankeiBiz 2月7日(木)8時15分配信

 

6日の東京株式市場の日経平均株価は、2010年4月につけたリーマン・ショック後の高値を更新した。

 

前日に日銀の白川方明総裁が任期満了前の辞任を表明したことを受け、次期総裁による一段の金融緩和への期待が高まり、東京市場の円相場が一時、1ドル=94円台に急落。円安の進行で、企業業績の改善がさらに進むとの見方から、幅広い銘柄が買われた。

同じく2013年2月、実体経済も。

「アベノミクス」業績回復に反映 円安・株高促し営業益伸び率改善

SankeiBiz 2月6日(水)8時15分配信

 

大胆な金融緩和などを掲げる安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の効果が早くも企業業績に表れている。

 

1日までに発表された東証1部上場企業557社の2012年10~12月期決算をSMBC日興証券が5日までに集計したところ、営業利益の伸び率は前年同期比11.3%増と、7~9月期の2.0%減から大幅に改善。

 

円安進行による採算の改善で輸出企業などが通期の業績見通しを上方修正したほか、株高で保有株の評価損が縮小した銀行や証券も業績が上向きになった。

2013年のGDP成長率は、+1.59%という結果。あの時、余計なことをせず、まっすぐ進んでいれば、どれだけ好景気になっていたことか…。

ところが、2014年の消費税引き上げですべて台無しです。この年、GDPは、マイナス0.1%。マイナス成長なのに、「アベノミクスは成果があがっている!」などといえるでしょうか? そんなはずはありません。

再引き上げをしたら、いったいマイナス何%になるのでしょうか? 総理は是非とも、「スティグリッツ先生もおっしゃっているので、消費税引き上げはやめます!」と宣言していただきたい。そうすれば、支持率も急上昇し次の選挙で圧勝できることでしょう。

image by: 首相官邸

 

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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