米中が南シナ海で一触即発! 誘いに乗った日本がハシゴを外される可能性も?

ooishi20150526
 

中国の埋め立てと、その停止を要求するアメリカ。きな臭さが増す南シナ海ですが、もしも海上自衛隊が昨今言われているようにパトロールに出たとしたら、中国は激しく反撃し、そしてアメリカはハシゴをはずし日本を見殺しにすると作家の大石英司さんは言います。恐ろしすぎるその論拠、ご確認ください。

米帝のハシゴ外し

米が主張撤回しなければ戦争も、中国国営紙が南シナ海問題で警告

現在発売中の週刊エコノミストの巻頭コラムで、慶應の片山杜秀氏が、非常に興味深い論考を寄せています。この方は私より2つ若いのですが、私が最も注目している日本の政治学者です。多芸な方で音楽評論でもご活躍ですが。もし自分に違った人生があったら、こういう人生を歩みたかったな、と思わせる見本のような方です。

ちなみに週刊エコノミストの巻頭コラムは、国家の罠の佐藤氏までは許せるとして、古賀さんはさっさと降ろして欲しい。雑誌の品格を下げている。アレ総理の圧力ってことで良いからw。

その肝心のコラムの内容ですが、大恐慌の後、世界はブロック経済へと走るわけです。アメリカは中南米を取り込み、日本は大陸へと傾斜して行く。その時、日本はアメリカの意図を誤解するんですね。アメリカはハワイを得て満足しているだろう。せいぜいフィリピン辺りまで出て来るのが限界で、中国の権益は日本に譲るだろう、と。

現にアメリカは、マッカーサーの父親が植民地化を成し遂げたフィリピンで儲けを上げようと頑張る。

所が、日本の目論見はことごとく外れる。アメリカは、実は中国の権益を独り占めすることを狙っていた。アメリカは、常に中国という国をポジティブに捉えていた。日本は最後までそこを読み違えて中国との戦いでアメリカを巻き込む羽目になる。

恐らく、南シナ海でも同じことが起こるでしょう。アメリカの対中弱腰姿勢は、宦官オバマ政権だから、宥和的なのではない。アメリカは中国をポジティブに見ているから宥和的なんです。そこを見誤ってはいけない。

>>次ページ アメリカの誘いに乗ると痛い目にあう?

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