米中が南シナ海で一触即発! 誘いに乗った日本がハシゴを外される可能性も?

 

もしアメリカの誘いに乗って、海自艦隊が南シナ海へパトロールに出たら、中国海軍は、目と鼻の先の海南島基地から、海自艦隊の3倍の数の艦隊を繰り出して圧迫を加えるでしょう。それだけでは済まない。南沙で殺られた報復だ! と、今度こそ、軍艦で尖閣諸島を包囲することになる。海自は二正面作戦を強いられ、なお米帝は最後には梯子を外してくるでしょう。

戦後70年間、太平洋を挟んで何が起こっていたのか? アメリカという巨大な胃袋を、日本が常に満たし続けたわけです。日本というお得意さんがいたから、アメリカはずっと満足していた。中国のことを思い返す必要は無かった。中国を顧みる必要は一切無かった。

所が、日本は老衰し、変革も嫌い、逆に中国は、米帝のお得意さんとして台頭し、日本とそのアメリカに於ける経済的地位を交替した。70年を超えるアメリカの中国への片思いがとうとう実った。アメリカは、本来のポジションに戻って、ポジティブな中国観を復元するでしょう。彼らが裏庭でやっていることには全て眼を瞑る。かつてそうやって台湾を見捨てたように。

私は、南シナ海パトロールをやるべきでないと主張するつもりはありません。たぶんやることになるんでしょう。でも、その時には腹をくくった方が良い。米帝は、必ずハシゴを外してくる。汚い仕事を日本に押しつける一方で、日中関係をややこしくさせ、美味しい所を持って行くことでしょう。尖閣問題で高みの見物を決め込み、日中関係悪化を座視し、トヨタの代わりにGMがボロ儲けしたように。

日本は決して忘れてはならない。アメリカはソヴィエトという国を常にネガティブに捉えて、最後には叩きつぶしたけれど、逆に中国に関しては、常にポジティブに見ている。キッシンジャーは、そのアメリカの中国観を体現している男です。

>>次ページ アメリカは韓国によるディスカウント・ジャパンを真に受けていた!?

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