◆元気を取り戻す男子スタイル
こちらの本では、この辺りの違いについてこう言っています。
出典名: 話し方を変えると男と女は、もっとうまくつき合える!
著者: 伊東 明
例えば、男性同士の場合、友人が元気がなくても、それについて話すことを求めたりすることはなく、相談されてはじめてその話をし、
「大したことないって、何とかなるって」
「お前なら、絶対できるよ、大丈夫だよ」
「頑張れよ、やればできるよ」
「そんなこと気にするなよ、いつものことだろ、ははは~」
などと言い合い、
- 「問題を問題として認めない」
そんなの大したことではない、大げさに考えすぎだ悩むほどのことではない、問題というほどではない - 「相手の脳力を認める」
おまえほどの人間なら、そんな問題、簡単に解決できる、簡単に解決できるはずだ -
「やる気を重視する」
やる気があれば何でもできる、気の持ちようひとつ
という3点を抑え「はげます」ことが多いようです。
こうしてもらうと、男性は、
「聞いてもらった」
「はげましてもらった」
「そうだな、頑張らなくちゃ」
「頑張ればなんとかなるな」
「わかってもらえた」
という気持ちをなり、今の悩みや問題が小さく見えて、やる気や元気を取り戻すことができるようです。
そして友人が元気を取り戻すと、さらりと話をかえる…その話をしつこく聞き出さないことが、男性同士の中では定着しているというのです。
男性同士がそうだから、女性が元気がなくても、そっとしておく、何も聞かずに黙っている、相談してくるのを待っている、というスタイルをとってしまうようです。
さらに、男性同士では、女性にない特徴として、悩みや問題を「笑い」にしてしまう、茶化すこともあるようです。
例えば、この本の事例に、
「オレ、最近この辺がデブってきたんじゃないかなぁ。ヤバイかなぁ?」」
「アハハハ。かなりヤバイよね。霜降り牛って感じだな」
「そーだな、ハハハ。じゃあ焼き肉でも食いに行くか」
「おう!「共食い」って感じでいいな!」
「よし、行こう行こう!」
という話が載っていました。
これは男性特有の親しさの表し方で、相手の悩みや問題を笑い飛ばすことで、元気づけようとしているやり方、だということです。
女性同士では、とてもこうはできません(笑
もし、こんなことをしたら、女性同士の間では
「あの人は、私の悩みを笑った人」
と言われ、怒りを買い、大変なことになってしまいますから。