AIIB事変で世界が一変。ウクライナ訪問で問われる安倍外交の真価

 

では、どうする?

安倍総理がキエフに行かれ、ポロシェンコ大統領に会う。すると、欧米に捨てられつつあるポロシェンコは、ロシアの悪口をさんざんいってくることでしょう。

その時、安倍総理は、熱心にその話に耳を傾けた後

「大変でしたが、ミンスク合意による平和が維持されていることをうれしく思います。これからも、平和が維持されることを、心から願っています」

などといいましょう。

もう1つ。ウクライナ、今年のGDPはマイナス17%(!)になるといわれています。それで、ポロシェンコ大統領は、「金くれ!」といってくるでしょう。総理は、「その件に関しては、これからG7サミットにいきますので、その場で協議してきます」

などといってかわしましょう。

今の世界情勢は、1930年代同様、変化が速いです。1年前はよかったことも、今は悪くなっている。1年前悪かったことも、今はよくなっている。そんなケースが多々ありますので、総理はお気をつけください。

このメルマガの内容、総理と交流のある方は、ぜひ教えてあげてください。とても大事です。

image by:wikipedia

『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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