16世紀にはスイスのチューリッヒを中心に登山を賞賛する動きがあり、コンラッド・ゲスナーとジョシアス・シムラーが度々登山を行っていたことが記録されています。2人はロープとピッケルを使ったが、一般には広まりませんでした。
奇妙なことに17世紀のヨーロッパには登山の記録がまったく残されていません。
19世紀のスイス・アルプスは英国人登山者のメッカとなり、アルプスの主峰39座のうち、31座の初登は英国人によって達成されています。
ジョージ・マロリーが「そこにそれがあるから(Becauseitisthere.)」と答えたのはあまりに有名ですが、記者の「なぜ『未踏峰(エベレスト)』に登るのか」という質問への答えであることはあまり知られていません。北極、南極に次ぐ第3の極地エベレストは、征服すべき対象であるとも説明しています。
ちなみにヨーロッパにおける近代登山の歴史は、イギリス人のアルフレッド・ウィルスのヴェッターホルン登山(1854年)に始まったとされています。
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