呪われた東京オリンピック。平和の祭典も結局「政治とカネ」なのか?

 

最終目的は…

東京都の招致委員会は招致文に「この時期の天候は晴れの日が多く、かつ温暖であるためアスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」と記載しているが、とても理想的な気候とは思えない。招致委員会は猛暑であることは言わずに、ある種だましたと言っても過言ではない。各競技では世界選手権などを協議に一番適した季節に実施しており、オリンピックはそういった開催がない時期に押し込まれたという感じがしないでもない。

結局他のスポーツと重ならないため、放映権が一番高く獲得できる時期に開催したのではないか。つまりアスリートのためではなく、おカネのための開催だというように透けてみえる。東京オリンピックでは「アスリートファースト」と言っているが、アスリートのためと同時に観光客や観覧する方々の為でもある。観覧する方々も見ている時に非常に暑いので、倒れる人も出てくるかもしれない。

東京オリンピック委員会の使命

1992年のバルセロナオリンピックから7月15日から8月末までの開催が規定され、東京オリンピック開催時は一番いい季節は10月10日ということで開催された。例外は2000年のシドニーオリンピックで南半球は8月は冬季のため9月にずらし実施。そういう意味からも主催都市がこの時期がアスリートにも観客にも一番よいということを主張すべきである。おカネもかかるため不要であるという国も出てきている。

ドイツハンブルグでは住民投票の結果反対が多く中止に。この時期の開催が妥当かどうかを住民投票や国民投票を実施するなどしたほうがいいように思う。

政治的な理由なのか、おカネのためなのか 、なんらかの理由をごまかすために「アスリートファースト」と掲げているように感じる。そしてオリンピック全体が今一つもりあがらない要因にもなっているように思う。まだ開催まで期間はあるので、もう一度再交渉の声をあげると言うのが東京オリンピック委員会の使命であると思う。

(TBSラジオ「日本全国8時です」5月3日音源の要約です)

image by: Wikimedia Commons

 

ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』より一部抜粋
ジャーナリスト嶌信彦が政治、経済などの時流の話題や取材日記をコラムとして発信。会長を務めるNPO法人日本ウズベキスタン協会やウズベキスタンの話題もお届けします。
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