管理職は必見。現場から文句を言われない「優しいウソ」のつき方

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「管理職と現場との意見の食い違い」という多くの企業が頭を悩ますこの問題、なぜ起こってしまうのでしょうか。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では、「レイヤー(社内の階層)の違いによる状況判断の相違」が原因の1つにあるとして、その打開策を提示しています。

状況を理解できない人にはウソをつくしかない

状況判断のレベルって人によってかなり異なります。上司として真っ先に知りたい情報って、誰がどのレベルの状況判断をできるのか、だったりします。だってこれがわからなかったら人に合わせられないじゃないですか。

さらにこちらの意図が正しく伝わらなくなりますから、つまらない誤解やエラーが起こってしまうんです。特に社員としてのレイヤーが異なる人とのコミュニケーションではここが重要です。

ここでおおざっぱに説明しておくと、人事権を持った部下がいない人というのは、会社にとって完全に「現場の人」です。この上に、管理職というレイヤーがあります。さらにこの上に経営層と言われる幹部級がいるのが会社ですよね。ここで現場の人は現場の状況しか理解しません。今目の前にいるお客さんや、自分がやっている作業、業務の状況が思考の最優先事項になっているんです。

こういう人たちに、部の方針とか、会社の戦略とか言ってもまったく伝わりません。それらが自分の現場の仕事とぶつかって何らかの悪影響が起こるとわかったら、「そんなことをやったらお客さんのクレームが増えます!」って喚くのオチです。これがレイヤーの違いによる状況判断の相違という問題です。

同じように、管理職の人というのは、自分が管理している部門の次元にあった状況判断をして生きています(これすらできなければ降格、クビになるわけですね)。このレイヤーの人たちは全社レベルの戦略とか、他社との提携、他部門とのコラボというところに関する状況理解が弱かったりします。逆に言えば、このレイヤーにいて、そういう状況理解が的確にできると自動的に出世してしまうのです。

これは現場で働くレイヤーの人も同じです。現場目線から部門目線、管理職目線でものが見える人は真っ先に出世します。管理職の人から見たら当たり前ですよね。自分と同じ目線でモノゴトが理解できるということは、いちいち翻訳しないでもストレートにものを言っても理解してもらえるということですから。

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