安倍総理が忘れている、バラマキに頼らない「地方再生」とは?

 

地方に仕事を生み出す簡単な方法

これ、簡単なんです。

地方の法人税を下げればいい。

まず、東日本大震災の被災県は、今後10年ぐらい「無税」にしたらいかがでしょうか? もちろん、「現地で一定数の人々を雇用すること」が絶対条件です。「節税のために無税の福島県に籍だけおいて、雇うのは東京の人」では意味がありません。

「被災県の法人税を無税に」

これが、最良の復興支援だと思います。

そして、人口の減少が著しい県とか市は、法人税を5%とか10%とか。とにかく「人口の減っているところほど法人税を安くする」と決めればいい。

そうすれば、大都会から、人口減少県に、企業が引っ越してくるでしょう。仕事があれば、「俺もじいちゃん、ばあちゃん、お父さん、お母さんのいるこの町で生きていこうかな」となります。

地方再生は、最大の子育て支援

幸い私は自由業なので、積極的に子育てに参加しています。それでわかるのは、「女性は本当に大変だ」ということ。

最近、自分の子供を殺すお母さんがいるのですね。これに関するネットのコメントを見ていると、「わかる」とか「理解できる」というのがある。

これ、「恐ろしいことだ!」「最近の女性は甘えている!」などと男性目線のひと言ですませてはいけないと思います(もちろん、「恐ろしいこと」に違いありませんが)。

女性が1人で子育てしていたら、誇張でなく、理性を失いそうになると思います。

赤ちゃんはもちろんかわいいですが、ずっと泣かれつづけたり、赤ちゃんが原因で超寝不足がつづくと、わが子ですら憎らしく思えることがあるのでしょう。

逆に両親とかダンナさんなどからサポートがある場合、お母さんの心に余裕ができ、赤ちゃんのかわいさをより実感できるようです。

19歳からモスクワにすむ私がいうのもなんですが、「おじいちゃん、おばあちゃんのそばで子育てするのが一番楽で幸せ」だと思います。

おじいちゃん、おばあちゃんに、時々預かってもらう。孫と過ごせるおじいちゃん、おばあちゃんは幸せ。時間と心に余裕ができて、お母さんも幸せ。ダンナさんも幸せです。

地方に雇用を創出し、地方移住を促すことで、お母さんの人生も楽になることでしょう。

>>次ページ 円安が地方に与える影響とは?

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