地方暮らしのよさ
私が生まれたのは、国宝「松本城」で有名な長野県松本市です。NHK朝の連続ドラマ小説「おひさま」や、小説・映画「神様のカルテ」などの舞台としても知られている。私的には、「世界一美しい町」と思っています。
ま、それは私がそう思っているだけで、皆さんは皆さんの故郷が「世界一」と思っておられることでしょう。
地方には地方のよさがあります。思いつくままにあげると。
- 水、空気がきれい
これ、ホントに重要だと思います。 - 自然、緑が豊富
- 子供たちが安心して遊べる場所が山ほどある
小さい子供は、要するに走りまわれる環境があればいいのでしょう。都会にはなかなかそういう場所がないですね。 - 通勤時間が短い
歩いて通勤、自転車通勤の人たちがたくさんいます。 - 労働時間が短い
都会より地方の方が労働時間が短い傾向のようです。そして、通勤時間の短さもあり - 家族と過ごせる時間が長い
これも重要ですね。 - 家が安い
松本近郊だと2,000万円ぐらいで、結構大きな家が建ちます。これも大きいですね。
このようにありあまるメリットがありながらも、人はなぜ、皆東京、大阪、名古屋など大都市を目指すのでしょうか?
地方には「仕事があまりないから」でしょう。
私のある知人が東京の会社を首になり、松本に戻ってきたそうです。やはり、かなり長い期間仕事が見つからず悩んでいました。
地方は、「仕事がない」。だから、子供たちは、仕事のある大都会の大学を目指し、卒業後はそこで就職し、残ってしまう。実家に戻るのは年に2回ほど。こうして、都市への人口集中と、地方衰退が加速していくのですね。
結局、地方再生のカギは、「雇用を創出することができるかどうか」にかかっているのではないでしょうか?