そんな話を、定年退職後にタワーマンションを購入した理事の方としていたら、
「今は民泊禁止と言っているけど、民泊はもう止められないと思うし、いっそのこと、民泊したい人から管理組合がお金をとって管理すればいいと実は思ってるんだよね。駐車場だって、空を放置するなんてもったいない。すでに、民泊で、共用施設にも堂々と外部者が入ってきているんだから。駐車場に外部者が入っても、もういいじゃないか…。
年金暮らしになって、これ以上、管理費等の負担が増えることは困るから管理組合の収入はしっかり確保していくべきだ。セキュリティというなら、その分、ホテル並みに防犯カメラをつけて警備の人員を増やしていけばいい…。
ただね…これは今の状況では言い出しにくいよ。どの時点で、この議論が表に出るかだね。間違いなく、2020年の東京オリンピック前には、怒涛のようにこの方向に流れ込むと思うよ」
…と。マンションを外部者に貸すことで、管理組合が積極的に収入を得る…ということの是非がそう遠くなく議論になる。その予感は私にもあります。
都心のタワーマンションの空き駐車場問題は、いろいろな要素と絡みながらどのような方向に進むのでしょうか。
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