見る影もない凋落ぶり。参院選で惨敗「社民党」の役割は終わったのか

 

政党力の復活は…

特に野党は、自分たちの政党力をきちんとアピールするために政策を骨太の力として出すべきだと思う。現在、日本では先に述べたような問題が山積しているが、それを懸命に訴えれば野党は今回勝てる可能性が十分あった。

これまで今と昔の参院選を比較し、同じようなテーマで選挙を闘ったということがあった事を振り返ってきた。憲法に関して何十年も前と同じものを引き継いでよいのかという世論もある中で、今後野党はどうするかが問われている。

今回の選挙戦では、与党による憲法に関する明示がない中で、野党はそこに本格的な論争を挑んでおらずバラバラで収束していない。それらも含め、野党がもう一度一本化できるかどうかが、今後問われるところであろう。今回の総括をきちんとして、力を蓄えて欲しい。

(TBSラジオ「日本全国8時です」7月12日音源の要約です)

image by: Wikimedia Commons

 

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