回転寿司「無添くら寿司」は、どうやって米国の人気店になったのか?

2016.07.21
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ほんの数十年前までは、海外で寿司が食べたいと思っても、本格的な日本の寿司にありつけるのはなかなか困難の道でした。しかし、今では海外でも回転寿司を見かけるようになりました。色々な回転寿司チェーンがありますが、日本でもおなじみの「無添くら寿司」が米国で人気だそうですよ。

回転寿司業界2位の「くら寿司」が好調

SankeiBizよると、いまや日本における回転寿司の市場規模は5900億円にものぼり、寿司業界全体の4割を占めています。

外食産業が不況と言われる中、成長を続ける回転寿司市場。

これまで「回転寿司」といえば、安いけど味は期待できないというイメージを持たれがちでしたが、現在ではクオリティも上がり、各社は「独自のユニークさ」を次々と打ち出しています。

その中でも、ひときわ元気なのが無添 くら寿司」です。

1977年に創業し、1984年に回転寿司を始めた「くら寿司」は、店舗数はいまや国内368店を数え、海外にも米国10店台湾4店を持っています。

収益は好調で、今年6月に発表された2015年11月~2016年4月期連結決算は最終利益が前年同期比19.8%増23億円

大手回転寿司チェーンの中では、「あきんどスシロー」(売上高:約1,350億円 / 2015年度 9月期 )に次ぎ、「くら寿司」(売上高:約1,053億円 / 2015年10月期)は第2位。

そのあとに「かっぱ寿司」(売上高:803億円 / 2016年度 3月期)が3位となっています。

売上高(前年比9.5%増)、営業利益(前年比27.7%増)ともに堅調な伸びを維持しています。

そんな「くら寿司」では、化学調味料人工甘味料合成着色料人工保存料を一切使用していない無添加が特徴です。

また、オリジナルの寿司キャップ「鮮度くん」やテーブルに空き皿の回収ポケットを設けるなど清潔さもうり。

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空気中のウィルスから寿司を守る「鮮度くん」

お得感のある高級ネタや斬新なアイディアやサイドメニューの豊富さ等で人気を集めています。

記憶に新しいのは、累計300万杯も売れたという「すしやのシャリカレー」シリーズがあります。

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