私たちは、「自立」しなければならない
かつて、父親は、家族の中で「権威」として存在していました。父は、「あれはよいこと」「これは悪いこと」と教えてくれた。しかし、学校を卒業し、自分で金を稼ぐようになると、両親も知らない世界に私たちは突入していきます(たとえば、私の両親は、ロシアのことを何も知らない)。
そうなると、人は自分自身で学び、経験し、自分自身を頼りに生きていくようになります。もちろん、尊敬する人たちからアドバイスは受けるでしょうが。
「自分のことは自分で決める」
これが「自立した人間」の条件です。日本人は、「幕府」「天皇陛下」「会社」の権威を否定され、あたかも「孤児」のようになってしまいました。しかし、「俺は自分自身の足でしっかり立ち、生きていく」と決意する人は、生き残ります。生き残るだけでなく、日本を復活させる原動力にもなるでしょう。
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『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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