「させていただく」を多用するメールが、あなたの印象を悪くしている

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ビジネスメールを送るうえで注意したいのが「二重敬語」。考えれば考えるほどこんがらがってしまい、何が正解なのかわからなくなってしまう、なんていう局面に陥ってしまったという方も多いのではないでしょうか。無料メルマガ『仕事美人のメール作法』では、うっかり間違えやすい敬語を取り上げるだけでなく、「誤った表現」→「正しい表現」のサンプルも記してくださっています。

うっかり敬語

ビジネスメールでうっかり間違いやすい敬語の使い方について取り上げます。

「ご覧になられたい方」

本書のパンフレットをご覧になられたい方は、
こちらからダウンロードの上、ご覧ください。

上記の一文は、ある書籍のパンフレットの入手方法についての一文です。最初の1行にある「ご覧になられたい方」に注目してみましょう。

「パンフレットを見る」の「見る」の尊敬語は「ご覧になる」。「見たい人」を尊敬語に変換する場合「ご覧になりたい方」とするのが適切です。しかし、上記の文例は「ご覧になられたい方」と、尊敬語の「ご覧になる」にさらに尊敬の「~られる」が付け加えられています。このように尊敬語に尊敬語を余計にくっつけたうっかりミスをよく見かけます。

上記の文例は、次のように書き換えました。

本書のパンフレットをご覧になりたい方は、
こちらからダウンロードをお願いします。

2行目の「ご覧ください」は、前の文の「ご覧になる」と重なるので「お願いします」に書き換えました。

または

本書のパンフレットをご覧になりたい場合は、
こちらからダウンロードをしてください。

このように、1行目を「方」から「場合」に変えてもよいでしょう。

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