本当に頼れる国は日本だ…台湾の元総統が語った「日台友好」の真意

 

今年7月末、李登輝氏は石垣島を訪れ講演をしました。全国青年市長会の関係者や一般の入場者ら約500人を前に、「地方から発信する日台交流の深化」と題する講演を行ったのです。

そのなかで李氏は、台湾と石垣島の農業交流の歴史をひもとき、今後はIoTモノのインターネット技術で経済協力すべきだと訴え、「アジアで最も民主化が進み、人権や平和を重んじる日台は運命共同体だ」と強調しました。総統退任後、李氏が訪日したのはこれで8回目です。

台湾の李登輝氏、沖縄・石垣市で講演 「日台は運命共同体だ」 IoT技術で協力訴え

李氏は、一貫して日台は軍事面、経済面などあらゆる面で協力すべきだと主張し続けています。2015年9月、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と対談し、中国が膨張しアメリカの勢力が衰えている今こそ台湾が本当に頼るべきは日本だと再び強調しています。

22歳まで日本人として育った李登輝氏は、蒋経国時代、副総統として抜擢された理由を「正直で真面目で日本人的だったから」と分析しています。

台湾元総統が語る「本当に頼れる国は日本」 李登輝氏との対話から

台湾での李氏の発言力は92歳となった今でも衰えておらず、8月に行われた講演会での登壇姿も現役時代同様、毅然としています。

研討會開幕式致詞稿

蔡政権については全面的に支持を表明し、「百点満点」と手放しで賞賛しています。

李登輝氏は「とても良い。百点満点だ」と手放しで称賛

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