中国を襲う「一人っ子政策」の深い闇。日本以上に深刻な社会問題に

 

また参入できたとしても、中国の政府側との強いコネクションが無いと、建物を安心して(長期的に)借りられない・建築できない等、日本では起き得ない中国独自の面倒な問題がありますし、また運営管理側に日本人の介護師や管理スタッフが必要だと思いますが、介護の業界の人で中国語が話せる日本人がどの位いるのか? また逆に中国人介護師側に日本語が話せるスタッフがいるのか? 専門知識+外国語というレアな状況が生まれることで、非常に人材が少なくなり人材選びも難しいように感じます。この辺は英語のほうが人材選びがスムーズなように思えます。

中華系のパートナーを選んだとしても同じ部分の問題がありますし、介護は力仕事も多い仕事でしょうから中国人スタッフが、他人の老人に対して何処まで介護の仕事に取り組むのか、日本式サービスを導入しようと考えても、かなり日本との開きがあるように思えます。

ただしこれは日系サイドにも問題が。国外で想定外な事が起きるというリスク管理の意識が低い点が多くあり、国が異なる事での起きるカントリーリスクを、意外と何も考えずにやってくる日系も多いように感じます。

パートナー任せで、知らない内に投資額を吸い上げられ、そのまま撤退。介護する老人の事を考えると、そんなことだけは避けてもらえればと思っています。

今日の振り返り!中国語音声

护理 (hù lǐ) 介護の振り返り音源はココから

养老院 (yǎng lǎo yuàn) 老人ホームの振り返り音源はココから

ジンダオのここだけの話

二十代の頃はそんなに感心が無かった介護。自分が歳を重ねて、両親や廻りの友人の環境が、自然と介護に関係してくる年齢になったからでしょうか、少しずつ目に飛び込んでくるようになってきました。

中国介護は明らかに日本よりもサービスが劣るだろうと、想像はつくのですが、サービス以外の部分が中国では難航しそうです。

ちなみに台湾などは家政婦という名目で、東南アジアから家政婦さんを呼ぶことができるようで、実際年配の方の面倒を見させている家庭もあるようです。

 

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