日本のポップカルチャーが、ちっとも世界に浸透しないのはなぜか?

 

問題は、「COOL JAPAN ? ナニ、ソレ?っていう大多数のマーケットです。

この大多数のマーケットを獲得するには、圧倒的な情報量が必要です。 民間の企業では手に負えないほどの量です。

なので、政府がするしかない。 もうやってるけど。 でも今のようなクールジャパンプロジェクトを直ちにヤメ、ネット上で本格的に始動するしかないと思います。

「ネットだって、結局は好きな人間しか検索しないだろう」

「それだって、マニア向けのエキスポと変わらないじゃないか」

そう言われるかもしれません。 確かにそうかもしれません。

ただ、実数が変わってくる桁が違ってくる。 それに今回の課題は「実数」が焦点だと思います。 より多くのアメリカ人に情報を届かせるには、敷居は低い方がいい。 コスプレして、わざわざ会場まで来てください。 いや、行かねえよ。 PCの前で、ネットサーフィン中、見てくれればいい。

先日、日本からのお客さんに面白い話を聞きました。 面白いクイズです。

日本のウーロン茶でどこのメーカーがいちばん売れてると思う?

ウーロン茶と言えば、サントリー?

— 違う。

じゃあ、アサヒ?

— ハズレ。

え? サントリーでもアサヒでもないの? じゃあ、、あ!伊藤園!!

ー 不正解。

え、、、どこ?てか他にウーロン茶を缶で出してる会社あったっけ。 。

正解はコカコーラボトリングのウーロン茶だそうです。

え?コーラの?あった?ウーロン茶。それくらいの認識でした。

つまりは自動販売機の絶対数が多いからだそうです。 結局、ウーロン茶を購入する際、いちいち会社名で選ばない。 イメージとしては、サントリーやアサヒの方が強くても、サントリーやアサヒじゃなきゃウーロン茶は飲まない!という人は少ない。 どこのメーカーだろうがウーロン茶はウーロン茶近くの自販機で買えばいい。 であれば、近くの自販機はやっぱりコーラ社のが多い

マーケットってつまるところそういうことだと思います。

ネットサーフィンをしている人間が、それがどこの国のコンテンツかわからなくても、あるいは、どこでもよくても、目に触れさせなきゃいけない。 そのくらいの絶対量が必要になってくる。

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