結局、日本はドゥテルテ大統領と米国のどちらを大切にすべきか?

 

国民は、「内に厳しく、外に優しく」で

日本は、政治家のモラルについて非常に厳しい国です。不倫や金銭問題で失脚する人が後を絶ちません。それは、とてもよいことだろうと思います。しかし、国内と同じ基準で外国と接すれば、付き合える国がなくなってしまいます。日本国民から見ると、

  • いまやセクハラ大王になってしまったトランプさん
  • 中国や諸外国から大金を受け取っていたヒラリーさん

は、倫理的に「どっちもダメでしょ!」と思います。しかし、アメリカとの関係が切れれば、中国が尖閣を奪いに来る。ドゥテルテさんのフィリピンも、対中国で大事。そう考えると、相手国の倫理面より戦略面を優先して、付き合い方を決める必要があることに気が付きます。悲しいことではありますが、日本を守るために仕方ないですね。

 

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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