【書評】とりあえず落ち着け。怒りを抑える技術を身につける方法

 

「自分が正しい」という考え方から怒りが生まれます

相手に「期待しすぎない」ように気をつける

「このように行動してくれるだろう」という期待感も、相手が思い通りに応えてくれなければ怒りに直結します。怒りは、期待を裏切られた時に起こります

実は、怒りの感情は「二次感情」で、その底辺に「一次感情」が潜んでいることを、あなたはご存じですか?(中略)では、一次感情(元々の感情)は、何だと思いますか?そうです。「不安」や「心配」です。「どうしたんだろう」「何かあったのかな」「私のことを嫌いになったんだろうか」という気持ちが最初にあり、その後、怒りに変化しているのです

怒りが湧き出た時に、一次感情を探るだけで冷静になり、その後の反応を変えることができます

特定の人への怒りを緩和するには、自分の「劣等感」を受け入れる

怒りは、あなたの大切な価値観を教えてくれます。例えば、ファミリーレストランで子供が騒いでいた時に「ここは食事をする場所なんだから、親がきちんと言い聞かせるべきだ」と腹が立つとしたら、あなたの価値観は、食事する場所は静かにするべきだということを示しています

不愉快だと思ったことでも、まずは「そのまま」受け入れよう

「イラッ!」としたら、深呼吸をしよう

・相手があなたに、何かしたこと。
・相手があなたに、何かしなかったこと。
このどちらかから、怒りは生まれます

あらかじめ、「自分が期待すること」を公表しておこう

他人の批判に対する対処法は、相手が自分を批判するに値する人物か否かを見極めてください

「我慢」と「辛抱」の違いがわかりますか。我慢の先は、不満です。辛抱の先には、希望があります

他人との比較が怒りの感情を生む

著者いわく、

怒りの感情を感謝に変えることができた時に、はじめて大きな成功が手に入る

みなさんが本書を読んで、怒りを沈める方法を学び、感謝でいっぱいの人生になることをお祈りしています。

ぜひ、チェックしてみてください。

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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