社会生活を送っている以上、どうしても怒りを覚えるシーンに遭遇するものです。しかし、その感情を露わにしたために大切なチャンスを失ってしまうというということも…。ご自身もそんな経験があるという無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者・土井英司さん、今回の書評では「怒りの抑え方」を説いたノウハウ本を紹介しています。
『職場の理不尽に怒らずおだやかに働く技術』横山信治・著 秀和システム
こんにちは、土井英司です。
「怒りには、百害あって一利なし」。土井もこれまでの人生で、怒りを露わにしたために、チャンスを失ったことが多々あります。やはり、出世や取引のチャンスをつかむには、「怒り」を抑えるスキルが必要不可欠。
本日ご紹介する一冊は、そんな怒りの抑え方を説いた、興味深いノウハウ書です。著者は、怒りから発したひと言で左遷、うつ、失業を経験しながら、4人で始めた会社を上場にまで導いたという、横山信治氏。本書では、著者の苦いエピソードを紹介しつつ、どうすれば怒りを抑えられるのか、怒りのメカニズムはどうなっているのか、わかりやすくまとめられています。
相手があなたに、何かしたこと
相手があなたに、何かしなかったこと
このどちらかから、怒りは生まれると著者は言います。おっしゃる通りだと思います。
また、「自分が正しい」という考え方から怒りが生まれるという話や、相手に「期待しすぎない」ように気をつけるという話など、いろいろと参考になる話が載っています。
さっそく、いくつか気になったポイントをチェックしてみましょう。
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