【書評】弁護士が教える、あなたが思い通りに人を動かせない理由

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「いい人生には、いい質問が不可欠」と言うのは、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者・土井英司さん。今回は、まぐまぐから『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』を配信されている現役弁護士の谷原誠さんによる、いい人生を送るための質問力を高めるノウハウが記された一冊を紹介しています。

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「いい質問」が人を動かす』谷原誠・著 文響社

こんにちは、土井英司です。

カーネギーの『人を動かす』がロングセラーとなっているように、やはり「人を動かす」ことは、人間最大の関心事。人を動かせるかどうかで富の総量や幸せの質も変わってくるのだから、当たり前ですね。

本日ご紹介する一冊は、その「人を動かす」ことを、質問によって成し遂げようという、プロ弁護士によるノウハウ集です。

著者の谷原誠さんは、企業法務、事業再生、交通事故、不動産問題などを扱う弁護士で、これまでにもいくつか交渉術や質問術の本を出版しています。

著者いわく、「人を動かすには、命令をしてはいけません質問をすることです。人をその気にさせるには質問をすることです」。

なるほど、確かにデキる営業マンや起業家は、人を説得する際、巧みな質問をします。営業成績や業績の差は、質問力の差だと言っても言い過ぎではないかもしれません。

本書の冒頭に、こんな話が載っていました。

太古の昔、人は「どうやって水のある場所に行くか」という質問をしていました。そして、水のある場所への移動方法を工夫しました。ところが、ある日から、質問が変わりました。「どうやって水をここまで運んでこようか?」この質問により、灌漑技術が生み出され、農耕が始まったと言われます

そう、いい質問は人の視点を変え行動を変えてくれるのです。

いい人生には、いい質問が不可欠。

さっそく、本書のなかから、その質問のノウハウをいくつかピックアップしてみましょう。

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