会社の忘年会で社員に「ウサ耳」強制。会社が裁判で負けたワケ

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年の瀬も押し迫り、忘年会シーズンも真っ只中。読者の皆さんの中には、部下に「余興」をお願いしている方もいるかもしれませんが、少々注意が必要なようです。無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、意に沿わない余興が招いたトラブルが紹介されています。

ウサギの耳のカチューシャを強制させることは違法になるのか?

12月と言えば、忘年会です。おそらくみなさんも会社のメンバーや、仲の良い友達と予定が入っている人も多いのではないでしょうか(すでに、開催済みの人も多いかも知れませんね)。

ここで、ある程度人数が多くなるとよく行われるのが「余興」です。コスチュームを着たり、歌やコントを披露したり、中にはすごい特技を披露したりする人もいたりしますよね(ちなみに、私も忘年会ではありませんが知人の結婚式で、嵐の踊りを披露したことがあります。しかも、嵐のMVのように白いスーツを着て・汗)。

ただ、この余興も、周りの人も本人も楽しんでしている分にはなんの問題もありませんが、そうでない場合は、トラブルに発展することがあるので注意が必要です。

これについて裁判があります。ある化粧品販売会社で(忘年会ではありませんが)、社内研修の際に、成績が達しなかった社員にウサギの耳の形をしたカチューシャと、易者のコスチュームを着させて参加をさせました。するとこの社員が「着たくもないコスチュームを着せられ精神的苦痛を与えられた」として、会社を訴えたのです。

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